赤ちゃんポストについてもう一度考えた

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070510-00000038-san-soci

赤ちゃんポストスタート 子捨ての懸念、対応手探り

 俺の赤ちゃんポスト(慈恵病院「こうのとりのゆりかご」)に対するスタンスは、人工妊娠中絶を巡る考えを保留して賛成、というものだ(→id:goldhead:20070406#p1)。そして、捨て子助長を心配するならば、心配する側が子捨てに走らせぬよう赤ちゃんポストと競っていけばいい、と考えた。それが「一度も使われないことが望ましい」という病院側の思惑とも一致するだろう。

先月になって設置を許可した熊本市も、24時間体制の電話相談窓口を新たに整備するなど支援に乗り出した。

 とか、具体的な動きもあるだろうし。国も議員先生たちが懸念表明していたのだし、なんかやるだろう。あとは、民間でも「どうあっても子はその生みの親が育てるべき」という信念の人たちがいるならば、その中から捨て子阻止運動、たとえば赤ちゃんポストの前に張り込んだりするような活動が出てくるかもしれん。責任をもって対応できるなら、それもまたよし。
 というわけで、手探りだろうが何だろうが、今まで手が無かった、とは言わないが、あんまり手が足りなかったのは事実だろうし、捨て子や虐待死などという極端な例ばかりでなく、家庭環境や労働環境の時代的変化に応じて、子育て支援の拡充を図ることが、少子化問題を解決する上でも重要な課題ではないかと考える次第である。
 ……などと適当に書きちらしてみるものの、やっぱりこれは考え事の戲言だな。あんまり少子化問題とは思わないもんね。日本は静かに店じまいしていくべき(id:goldhead:20061211#p1)だ、ってのが心情的にあるからな。でも、産まれた人間を便所に流したり、いじめて殺すってのはないだろう、ってのも思うところ。