ヴィクトリアマイルを考えてみる

http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2007/05/02/08/11/denma.html
 ヴィクトリアマイル創設を聞いたときは、たいして何とも思わず(id:goldhead:20051117#p4)、今でも名前の空虚さは感じる。
 だが、たしかに今週号の週刊プレイボーイ蛯名正義が力説しているように、古馬牝馬路線にとっては貴重な一戦とはようやく思えてきた。蛯名はウメノファイバーを取り上げていたが、牡馬相手に戦い叩きのめされることのダメージは大きいという。もとより競馬はカテゴリの戦いでもあって、牝馬というほぼ半分の競走馬を活かさないのはもったいない。その上で対牡馬でひけを取らない女傑が出てくればいい。カテゴリ分けがあって、越境する伝説も出てくる。ウオッカはどうなる。
 ウオッカの話は気が早いか。このメンバーに、ウオッカが斤量52kgで出てきたらどうしますか? いや、そんな妄想をしている場合でもない。そろそろ馬券のヒットがほしい。ウメノファイバーオークスで儲けた思い出、それを味わいたい。
 そのためには、アサヒライジングを切るか、狙うか。去年の牝馬クラシックはアサヒライジングと心中してきた。が、今年に入っては不調。さて、ここで復調となるか。逃げ馬に大敗はつきものとはいえ、どうにも前二走はすっきりしない。しかし、前々走よりは前走、復調の傾向とは見る。が、やはり去年押せ押せでアメリカ遠征までした影響も……。
 で、ほかに馬を見たところで百花繚乱。スプリングドリューとウチパクがそれぞれもう一発とか、いくら好走しても人気にならないタイプのコスモマーベラスとか、そこまで考えるときりがない。
 というか、最大の注目はカワカミプリンセスか。帰厩時の状態がお世辞にもよくなかったというのは、いろいろの記事で目にしたが、今は仕上がってる、という論調。東京マイルはマイル適性より馬の強さと井崎脩五郎が言ってた(ので、ヴィクトリアマイルがマイルなのはより多くの馬を集めやすいという意味で正解なのだろう。でも、ここばっかり続いてもつまらないので、NHKマイルカップはいらないと思う)が、果たしてどうだろう。もちろん、スイープトウショウも満を持しての切れ味勝負。
 お、けっこう楽しみなレースではないか。しっかり悩む価値はあるぞ。それじゃあ、このへんでサヨウナラ。