ウオッカ、宝塚へ

http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070613-212339.html

またこの日、滞在中の函館競馬場で主戦・四位洋文騎手(34)は新たな挑戦に笑顔を見せた。

 鍛え倒し、使い倒しがカントリー牧場の伝統なのだから、この宝塚記念出走も十分あり得た話だろうか。凱旋門賞を目指すにあたって、なんとなく余計な気もするが、自らの流儀を曲げないあたりが大金星への道となる可能性もある。また、この段階での出走表明は、オークス登録せずの不退転の決意にも似て、本気度も高かろう(カリカリの限界まで仕上げるかどうかはわからんが……)。
 そしてあるいは、凱旋門賞で乗り代わられるという四位への配慮、という要素もないだろうか。考え過ぎかな。とはいえ、51kgで乗れるのか? という疑問については上の記事参照。しかし、果たして万全の騎乗ができるのかどうかというのはわからん。
 こないだの目黒記念、見事二着したココナッツパンチ(故障は残念)のほかに、もう一頭の三歳馬ローズプレステージ。ココナッツ51kgに対し、ローズのハンデは49kg、上村洋行大減量でほかの騎乗もキャンセルとかいう話。むろん、ここではローズプレステージの力が足りなかったと見るのが当然だろうが、減量と騎手の関係もある、ということだ。
 そういえば、昔読んだ本に、逆のことが載っていたっけな。斤量が重いと、それに慣れていない若手騎手なんかは、重りが邪魔になって巧く乗れないとかなんとか。まあ、なかなかそういう組み合わせは見られないか。
 えーと、なんだけっけ。ウオッカか。まあ、宝塚記念の楽しみは増えた、ということにしよう。凱旋門賞も、そのステップレース(当地)も、馬券は買えないしな。とはいえ、悩みが増えたのも一つ。まだ再来週のこと、よく考えていこう。