土曜日にテレビを見られず、阪神の馬場がわからない。例のコラムによれば、馬場悪化だと逆に、みたいなこと書いてあった。さあ、どうする、どうする、と、気づいてみればワイド中継の方で馬体重発表。あ、ダイワメジャー-16kg。とりあえず一頭消し。これだけ勢揃いのレースだと、このくらいばっさり切る必要がある。というか切らせてください。そうだ、とりあえず消すところからだ。ということで、マイソールサウンド、マキハタサイボーグ、アドマイヤフジ、アドマイヤメイン、トウカイトリック、ファストタテヤマ、シャドウゲイト、アサクサキングス、コスモバルク、ローエングリンをぶった切る。
残りはウオッカ、ポップロック、アドマイヤムーン、カワカミプリンセス、インティライミ、メイショウサムソン。さあ、どうしよう。とりあえず三連複五頭ボックスまであと一頭。と、ここで心の師である清水成駿のコラム、そしてどっかで読んだウオッカの助手だか調教助手だかのコメント変遷(ダービー後は疲労を口にしていたのが、出走決定とともに手の平返しに)を思い出す。ウオッカ、軽視すっか。重馬場でハイペースだとかの二重苦、四着くらいじゃねのか? と。
そういうわけで、インティライミに穴期待を込めて三連複。オッズは見ていない。で、本命はどうしよう。東スポ一面の上田、ハイペースにめっぽう強いカワカミプリンセスを推している。なるほど、春の競馬で疲労度も少ない。雨も良さそうだ。オッズもいいぞ……と、いったんは11107と入力。が、しかし、頭をよぎったのは、重のハイペースだったりして、差してこられる馬がいるというのなら、アドマイヤムーンじゃないのか、ということ。
想像してみると、なんかアドマイヤムーンがまとめて差しきる感じしかしてこなくなった。何であの記事で、馬場が悪くなると逆に切れ味かわかりかねたが、もしそうだとすれば、アドマイヤムーン、切れちゃうんじゃないのか。テンシノゴールドみたいになるんじゃねえのか? と、軌道修正、アドマイヤムーン本命。武豊との件でアドマイヤ軍団にあやがついたような気もするが、それはそれ、これはこれだ。
で、これにカワカミプリンセス本線、そいでポップロック、メイショウサムソン二番手、インティライミ、そしてウオッカ三番手で馬連。もう知らねえぞ。
で、レースの方、ローエングリンがハナ主張でちょっと意外な隊列。インティライミは中団より後ろ(最初の不利わからんかった)。ムーンにぴったり武豊のマーク。これは怖いね。三角〜四角でローエングリンガス欠後退で大渋滞、ここで先頭に立ったのがカワカミプリンセス! うーん、ちょっとこっから押し切れるか? と、思いつつも外から手応えよく進出するは我がアドマイヤ。しかし、先に見えるは抜け出しにかかったメイショウサムソン。舌をプランプランさせて「差し比べで俺に勝とうっていうのか!」って挑発してたのかなんなのか。しかし、それに対して真っ向勝負でねじ伏せるアドマイヤムーン。そのドラマが終わったころ、ようやく突っ込んできて三着確保はポップロック。うわ、危ねえ、アドマイヤフジにファストタテヤマ(!)って何だよ、危ねえ、危ねえ。
しかし、それよりも何だよ審議って、昨日それで当たり馬券一本損したばっかだぞ、俺は。長いよ。なんだよ、「岩田騎手の姿が見えないのが気になります」って。それに武豊もいねえじゃねえかよ。こんな緊張感いらねえよ。と、ようやく勝利騎手インタビュー、放送ぎりぎりで。確定、確定だよな。ああ、もう!
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というわけで、いろいろ悩んだあげく、ゴール後もやきもきさせられたが、とりあえず春競馬の締めはよし(夏競馬先週から始まった気にもなっていたが)。買った券種総取りは、まあ、配当金額的にさわぐほどのことじゃないけれども、久々に競馬に光を見たというところ。
アドマイヤムーンにそれほど思い入れというか、そういうのもなかったが、「いつかG1獲るだろう」(id:goldhead:20070217#p5)とは思ってて、そのドンピシャのタイミングを外さなかったのはよかった。根幹距離でどうか、というのはまだ残ってると思う。根幹距離と非根幹距離というものに、どれだけ根拠があるのかわからんが、そういうのはあると思うので。メイショウサムソンはしぶとさを見せてくれた。石橋守も自信を持ったいい騎乗だったと思う。ただ、追い比べでは岩田康誠に分があったようにも見えた。ポップロックは距離不足もあったか、ともかく三着確保したので俺は満足。ウオッカはハイペース&重という展開、条件に、もちろん対古馬という三重苦。健闘したといってもいいだろうか。凱旋門賞、今どきこの日本国のダービーを勝った馬が、ゲートインに値しないほどの力量しか持たないということはないだろうし、ともかく体調と適性次第。ファストタテヤマは頑張った。まあ、そんなところで。