http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070628-00000025-san-soci
「調査結果を精査していれば母胎回帰のストーリーが見えてきたはず。なぜきちんと吟味しなかったのか」
「母胎回帰のストーリーが見えてきたはず」って、神話だの民話だのを解析しているような物言い。そらね、犯罪者が持って生まれた肉体や精神、その犯罪を起こすまでの生い立ちや環境、起こしたときの状況や心理状態、そういうものを顧みる必要が無いとは言わない。言わないけれど、神話のマザーを探すかのごとき解釈までしなきゃならんというと、人が人を裁くのなんて無理なんじゃねえかって思えてくる。とくに落ち度もない人間、それも一人は赤ん坊を殺して、犯して、そういう結果に対しては、機械的にそれなりの量刑が決定してもいいんじゃねえかって気がしてくる。が、まあそうもいかんのだろうけれども。しかし、魔界転生からドラえもんまで登場するストーリーの主人公になれて、小説家志望の被告人氏はよろこんでいたりするのかね？
