メイショウサムソン、武豊を背に凱旋門へ行く

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/06/29/01.html

スポニチ本紙既報の通り、昨年のダービー馬メイショウサムソン(牡4=高橋成)が武豊との新コンビで仏G1・凱旋門賞(10月7日、ロンシャン競馬場)に挑戦することが正式に決まった。

 既報の話が正式決定。感想としては……最初耳にしたときと一緒(id:goldhead:20070601#p5)だな。積極的に「いい」と思うわけでも「悪い」と思うわけでもないといったところ。あんまり乗り役の人選には口を出さない(ような印象がある)メイショウのオーナーの決断だけに、いろいろ悩んだ末のことと思おう。
 で、鞍上は決まったものとして、厩舍の方はどうなのだろう。須田鷹雄氏が日記で触れていたと思うが、海外遠征向けに騎手を変えるなら、転厩があってもいいんじゃないかとか。たしかにそうだ。高橋成忠厩舍といえば、スペインランドにサンコメーテスファンドリリヴリア。見よこの見事なラインナップ。俺は好きだなあ。目指せ凱旋門賞というより、目指せ100戦という雰囲気。でも、ここは凱旋門賞目指さなければならん。そこんところどうなのだろう。
 まあ、海外遠征となれば専門コーディネーターも付くだろうし、日本勢として蓄積してきたノウハウもあろう。あるいは、海外通の角居勝彦厩舍、ウオッカの遠征もある。両者、両オーナーの関係などは知らないが、一時的なタッグを組んだっていいじゃないか。それにまあ、やっぱりここらあたりで武豊という存在が大きくなるんかな。つきっきりで行くんじゃないにせよ。もっとも、武豊にはともかく100点、120点の騎乗をする、それが第一の責務。石橋守の無念を不意にしてはいかん。いろいろと嫌う人もいるようだが、やはりこの男が現代日本競馬が誇る天才。本番までには、文句言われないくらいに調子を上げてくれ。なんならもう、フランスに先乗りしてくれ。頼むぞ。そうとしか言えない。