亀田はナニワの崖っぷち犬やで!

http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20070720-229770.html

借金してでも亀田とやる。18日に無敵王者ポンサクレックから奇跡の勝利を挙げたWBC世界フライ級王者内藤大助(32=宮田)が19日、WBC同級3位亀田興毅(20=協栄)戦を熱望した。

 前王者陣営が、新王者の今後二試合の興行権を持つ慣例。……なんてのは、なかなか門外漢にはわかりにくい話。だが、そういうものなのだから、そうなのだろう。しかし、やっぱりこのあたりが、組織としてどうなってるのかようわからんボクシングの世界だ。相撲協会朝青龍白鵬の取り組みを決めるようにはいかない。所属するジムの大きさなんかも関係してくる。しかも、その所属ジムを移籍するのも相当たいへんなことだとかで、なにやらすっきりしない感じもするが。
 まあともかく、内藤はジムにも恵まれていたということなのだろう、結果的に。三度の世界挑戦ってのは、たぶん。それで、一気にビッグチャンスの亀田戦。それに借金覚悟でのぞむというのだから、これはいいストーリーだ。応援したくなるじゃないですか。で、なんかどっかテレビ局つけばいいのに。まあ、そのあたりもわからん。亀田についてるTBSがいるし、こういう場合どうなるんじゃろね。いっそのこと、TBSも金平みたいに亀田と距離取って、内藤は内藤で盛り上げていけばいいのに。たぶん、薬師寺対辰吉とか、畑山対坂本とかが、ボクシングファン以外もけっこう巻き込んだのは、対戦両者ともにストーリーがあったから。たしかに亀田一本かぶりでも、異常なバブル人気は脹らんだ。それがもはやしぼんだ今、ストーリーとストーリーのぶつかり合いという、ある意味で格闘技の本筋に戻すのがいいんじゃないのかって思うけどね。
 いずれにせよ、この内藤―亀田戦は、すっきりする形で実現して欲しいもの。テレビで絶対見るし、ドン・キホーテが支援するなら、ドンキで買い物するよ。ああ、ただ、MXテレビ独占中継ってのは、できれば避けてもらいたい。頼むぜ。