悲壮感すら無いものそれを噛ませ犬と呼べるのかどうかと疑問に思うが俺はそもそも彼らを生で見たことがない

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20070724-00000037-kyodo_sp-spo.html

JBCによると、昨年の国内におけるタイ選手の対日本選手への戦績は、世界戦や東洋のタイトル戦を含み9勝266敗5分けで今年は7月18日まで10勝105敗4分け。

 俺はボクシングもボクシング界のこともくわしくなく、地上波でテレビ放映されるタイトル戦くらいしか見ないものなので、G1だけ見る競馬ファンといったことだろう。なので、日ごろのレースがどうなっているのかわからない。500万条件馬のローテについては皆目検討つかない。馬主資格のためだけに地方から連れてこられる馬のこともわからない。あるいは、重賞級の馬がどんな意図で巴賞に出てくるのかもわからない。
 ただタイ人の噛ませがいることくらいは知っている。亀田一家のおかげで知ってるのかもしれない。あまりにも負けすぎると、日本での試合が禁止されていることも知っている。とはいえ、タイトル戦込みで「9勝266敗5分け」という数字には、ちょっと驚いた。番狂わせなんてのもほとんどないのだな。ボクシングファンは、そんな対タイ人試合に観戦料を払うのか、と。いくらなんでも、そんなに結果のわかっているものを観戦して面白いのか。戦を観てる気になるのか、と。
 いや、面白いのかもしれない。それはファンでないとわからん。応援してる日本人選手のコンディションを見る、動きを見る、肌つやを見る。相手なんか関係ない。そんな見方もあるやもしれん。真剣勝負じゃないにせよ、たとえば、サーシャ・バクティンのスパーリングだったりしたら、見る価値があるんだろうとも思う。当たってないパンチで倒れるとすれば気功か魔法だし、その辺も見どころなのかもしれない。
 あと、ようわからんが、ボクシングは負けたら引退、みたいな雰囲気があるように見える。ある程度上まで行ったら、負けられない、みたいな、そんなのがあるように見える。違うかもしれない。でも、だから、安全牌をどうにかする。気軽に、日本人相手に、一叩きはできない。それで、タイ人呼ぶ。そういうのもあるんだろうか。
 まあ、しかし、一日中日本人がタイ人を気功で倒す試合をやってるわけじゃないだろうし、対タイ人戦が全体に占めるパーセンテージもわからん。実はたいしたことなくて、だいたいは日本人同士でガシガシやってるのかもしらん。とはいえ、ボクシング界は、その、財政的にあまり豊かではないと聞くのだけれど、飛行機に乗せてタイ人を連れてくる、そのコストとか、余計なことを気にするのも、門外漢にしては、出過ぎた話か。それはともかく、噛ませのタイ人が、急に本気出して、逆にボコボコにし始めたら面白いとか思ったか、それじゃ呼ばれないか。