日本野球への生々しい危険球

http://www.nikkansports.com/baseball/f-bb-tp0-20070810-239671.html

プロ野球根来泰周コミッショナー代行が10日、記者会見し、ソフトバンクのリッキー・ガトームソン投手がドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したため、20日間の出場停止処分を科したと発表した。日本のプロ野球界で薬物違反が発覚したのは初めて。

 こ、これは、案外だ、案外なショックだ。「プロ野球でもドーピング検査? 当たり前じゃん、オリンピック基準くらいでいいよ、やんなきゃだめだよ」、とか思っていた(いや、内容は今でも思ってます)んだが、いざ、こう実例が出てくると、この妙な生々しさには案外なショック。たとえば、引退した後の愛甲、愛甲猛が、とか、もっと曖昧に、ロッテが怪しいとかいう、そういうネタでなしに、こうズバッと、出てくるとね。俺の、日本プロ野球への距離感、とでもいうのか(もっとも、カープの惨状から逃げる毎日ですが)、なんか、身内というと変だが、近くで起きたな、と。まあ、けど、こうやって、ちゃんと取り締まっていくのはいいこと。もしもドーピングが自由になったら、薬代を出せないカープが不利だからな! ……とお茶を濁す
→→→
  ↓
http://kyusyu.nikkansports.com/baseball/professional/hawks/f-kh-tp0-20070810-239686.html

同投手は服用している飲む育毛剤に同薬物が含まれていた。

 日本語圧倒的におかしいぞ、日刊スポーツ(17:45)。つーか、育毛剤育毛剤なんか。なんで育毛剤に「ドーピングの痕跡を消す薬品」入ってるんや? つーか、フィナステリドってなによ?
http://www.hairmedical.com/finasteride/

その後1997年12月22日、経口フィナステリド 1 mg(製品名プロペシア)が、男性型脱毛症(AGA)の治療として米国食品医薬局(FDA)に認可されると、世界50ヶ国以上で売られ、「最強の発毛剤」と呼ばれています。

 さ、最強! そりゃあ飲みたくなるな。で、えーと。
http://www.npb.or.jp/anti-doping/chapter2_d.html

この薬の成分フィナステリドは、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)の禁止リストの「Ⅰ.常に禁止される物質と方法」の「S5.利尿薬と隠蔽薬」のカテゴリーで、α−還元酵素阻害薬の例示物質にあげられています。

 ほう。なんかその還元酵素を阻害するからあかんのか? わからんが、そういうことか。しかし、前もってこういうページを用意しておくとは、ヘルメットと帽子で抜け毛に悩む選手が多いことを想定していたかNPB……。
 っつーわけで、冒頭の生々しさから五十歩くらい後退。まあ、みなさん抜け毛も肉体もナチュラルに鍛えていってください。しかし、フィナステリドか。ところで、ディープインパクトから検出された薬物覚えてる?