チャンネル合わせたリンカーン、企画は世界ウルリン滞在記。中川家剛が練馬のラッパー世界に滞在、もちろんカメラ介在、ある意味安全。だけど、ディスられビビる姿はけっこうリアル。もちろんその方が盛り上がる。普通に怖い練マザファッカー。ディスってんのか? ディスってんだろ? 埋めるぞメーン。
……やめますメーン。魑魅魍魎の跳梁跋扈するお笑い業界、中にはこういうのにもすんなり対応できてしまう芸達者や喧嘩自慢もいるだろうが、ここで中川家のお兄ちゃんはベストに近いチョイス。ガチンコスタイルが本当のガチに見えてしまうくらい。
しかし、日本語ラップ? ヒップホップ? ってのはいったいどのあたりを指すのか門外漢にはわからないものだが、このあたりも一つのリアルと言っていいのだろうか。ブリンブリンの札束ゴージャスってわけじゃなく、単管ブリングブリングの工事現場(あんな格好でやるとも思えないが)。まあ、ともかく、独自のスタイルがあるのがかっこいいメーン。喫茶店でラーメン食ったっていいメーン。ディスってのんか? ディスってんだろ? 単管持ってこいメーン。
で、やっぱり育ちの悪さ、貧乏、コンプレックスがバックぜって感じだけど、それならお笑い芸人も負けてはいない(id:goldhead:20041021#p4)、というか、成り上がる芸人たちこそまさにそれの権化じゃね? イースト・コーストのたけし軍団に、ウェスト・サイドの吉本興業ってか。だったらやすきよはギャングスタ漫才、中田カウスだって悪そうな奴はみんな友達……カウスdisってんのか? カウスdisったらやばいだろ、メーン?
ということで、根っこに通じるところがあるんじゃえねかって、漫才師とラッパーたち。もっとも、アンダーグラウンドお笑い、インディーズ漫才師っているのか知らないが。それでともかく、やっぱり舞台度胸に舞台勘すぐれるM-1王者、見事にやりきって見せたのは見事なもの。ラップ好きから見たらどうかわからんが、声涸らして普通に頑張ったんじゃねえかってメーン。
しかしまあ、頭に残るはメーン、メーン。どんだけ〜に続く次のムーブメントに決まったなメーン。しかし、こんな取りあげられ方をして、ラッパーたちがどう思ってるかは考えないことにしておくぜ、メーン。