http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070907-00000015-dal-base
新井 ＦＡ揺れる心境…結論は保留
デイリーおなじみの対カープ飛ばし記事。……なんだけれども、ちょっとは真面目に考えてみようか思ったり、新井のFA。いや、考えたところで、新井が決めることなのだからどうしようもないけどさ。
俺は前（結果的にタイトルを獲る年の六月だな）に、「もしも新井が前田・緒方・野村のようにチームの顔にならなければ、カープファンをやめようかとさえ思う」とまで書いててさ、新井貴浩はかなり好きな選手なわけ。その時書いていた「本格化と未完を行ったり来たり」って段階は越しているし、まあ立派な選手になったとは思うわけよ。それでさ、FA権を得ても誰にもどこにも騒がれない、なんてこともなく、デイリーが、阪神がちょっかい出してくるくらいの選手であることは、悪くないとは思うのだけど、やっぱり心中複雑というか、ふざけんなって話でもあるんだけど。
まあ、新井が、六大学野球でろくな成績も残していないのに、大学の先輩の野村謙二郎のつてでなんとかプロに拾ってもらえたという過去のある新井が、FAでカープを出るというのはあんまり考えられないとは思う……がね。この「がね」が、カープファンの痛みね。それで「がね」ばっか考えてしまうペシミストの俺がね。
９９年の入団１年目以来、チームは長い間、Ｂクラスに低迷している。「僕らは強いカープを知らない」と嘆く。自らの力でもう一度“常勝カープ”を復活させたい気持ちもある。
たとえばこのあたりね。ここで球団を見て「この球団では強いカープにならない」と思ってしまったらどうしようとかね（もちろん、今は悪いことしか考えてないモードですよ、俺）。プロ野球選手として、強いチームで、しびれるような舞台に立ちたいってのは、お金のことと同じくらいあると思うわけよ。はたして、新球場に向けて、いや、広島市民球場にお別れするためにも、チームを強くする気があるのかどうか。それに対して、俺は「大丈夫だよ、新井」とはとてもじゃないが言えないのだ。
おお、シーズンも終わってないのに、俺はろくでもないことを言ってるのか。でも、カープファン倶楽部のメッシュのを、仕事場の椅子の後ろに引っかけてる俺が、いまいちカープの毎日に熱い視線を送れない現状、そういうものってわけでさ。
