- 出版社/メーカー: タキコーポレーション
- 発売日: 2006/11/03
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島流し物の映画なんよ(そんなジャンルあるのかしらない)。松坂慶子が島流し先での女郎っつー、この上ないというかこの下ない役を引き受けているわけで、それはもう凄みもあるんじゃねえかって見てみたわけよ。それに監督もよ、エロくて怖い人でしょうってね。
最初にあんまりよくなかったところを書くよ。長いよ。2時間20分はやりすぎじゃねえかって思うよ。大河ドラマみたいだったよ。原作通りなのかどうかわからないけど、もうちょっとぶった切った方がよかったんじゃねえかって思うよ。あと、主人公の心情とか、松坂慶子の心情とか、ちょっと浮いた台詞で上滑りしてる感じがしたよ。ポエティックに説明しすぎって感じがしたよ。
で、あとはなかなかよかったよ。かなりきっつい状況で、きっついエロもたくさんあったし、「ぶっころがし」もえっぐいしさ。ただ、八丈島の自然がうつくしすぎて、飢饉の感じがなかったとか思ったりもしたけどね。つーか、島流し先って、この頃のは重労働を課せられるわけでもなく「勝手に生きろ」的だったんね。
あと、男主人公役の二重まぶたさん、これ、どっかで見た顔だな、見た顔だなって思ってて、名前調べたら西島千博。バレエダンサー? ああ、あんた、『池袋ウエストゲートパーク』のあの人か! って、なんか意外な発見。あと、なすびが出てた、流人の役で。一目見て「なすびだ」って分かるほかは、もうちゃんとしたハマリ役という感じの流人ぷりだった。
えーとまあ、島流し物好きな人はレッツ・プレイ「るにん」! ってところで。あと、音楽がよかった。逆シャアの人だった。