内藤対亀田、明日

http://www.sanspo.com/sokuho/071010/sokuho008.html

 11日に行われる世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦で王者・内藤大助(宮田)と対戦する亀田大毅(協栄)の兄、興毅が10日、TBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」に出演し、「内藤は大したことない」「大毅とはレベルが違う。明日見れば分かる、早い回で終わると思うがな」と挑発した。

 やっぱり気になる。「明日は早く帰ります」、「なんで?」、「ボクシング」、「カメダなんかに興味あるの?」、「はい、やっぱり」。気になるのはカメダ? いや、ボクシング? 内藤の試合は一試合しか知らない。ポンサクレックとの三戦目、ベルト奪取の三戦目。あれを見て、心は動く。その内藤と、あの亀田、亀田の次男。亀田と日本人、日本人と亀田の試合。日本ボクシングと亀田の試合。ボクシングそのものと亀田の試合、だろうか。
 内藤がボコボコにする……。それは見たい。ただ、そう100パーセント決めつけるのもつまらない。何パーセントかは、ボクシング辞めたそうな彼に。圧倒的な戦績差。しかし、弱い馬とばかり走って、勝ちあがってきた馬。五百万以下の時計で準オープンを勝ち上がった次が、府中千八でコースレコードをたたき出す、チョウサンの例。チョウサン、俺は3歳時のラジオたんぱ賞で買っていた。10番人気で12着、先物買いすぎた。シゲルサキモノガイ。
 チョウサンもシゲルも関係なかった。ボクシングのタイトルマッチだ。カメダは賞味期限切れ? 否、あれがまかり通ることに、もてはやされることに(TBSの番組内限定かもしれないが)、慣れてしまってはいけない。応援する者の両の拳に、イデオロギー? 人生観? 俺? 何かを託して、見てみたい。観戦とは、そういうもの、だろうか。

追記:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071010-00000925-san-spo

大毅「負けたら切腹するよ」
内藤「本当にやんの? なにで切腹すんの?」
大毅「お前がもってこいや。お前負けたら切腹するんか」
内藤「おれはしないよ」
史郎トレーナー「そんなんで成立するか。そんな話あるかいな。くっ」

 うはは、おもしれ。だいたい雑誌とか新聞とかに載る会話ってのは、読みやすく、意味通りやすく編集されてるじゃん(テープから書き起こしすればわかると思うけど、人間の口から出る言葉はかなり文章として成り立ってないからね。話し手の意図をあえてねじ曲げるような捏造はもってのほかだけど……って、何イクスキューズしてんだ? 俺)。でさ、こういう挑発のやりとりなんかも、ト書きみたいなので盛り上げるようにするじゃん。それをさ、こうやって平板に書かれると、もうシュールなところまで行ってる感じでいいなあ。仲良し同士の会話として読んだりしてさ。くっ。