「時間、馬に乗ることに使いたい」と山本茜は言った

http://www.sanspo.com/sokuho/071024/sokuho021.html

厩舎(きゅうしゃ)の男性調教師(48)からセクハラを受けたとして、調教師に約550万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていた名古屋競馬山本茜騎手(24)が24日、訴訟を取り下げる書面を名古屋地裁に提出した。

 例の勇気ある告発(訴えた側の主張を信じれば)、一週間もしないうちに取り下げとなった。これではまるで柔道における技の掛け逃げみたいじゃないかって思った。が、

民事訴訟法は「訴えの取り下げは相手方の同意を得なければ、効力を生じない」と規定。

 そりゃそうだわな。それで、今回は同意を得たと。まあ、なんだかわからんが、痛み分け? なのだろうか。主催者側の泣きボクロも今裁判なんかしている場合じゃ……って仲裁に入るだろうし。泣きぼくろは高知でしたね。
 それはともかく、結果的にはグレーだけれども、今後は全国の調教師たちも「こたつで全裸説教はまずい」と認識するようになったろうし、女性関係者に対するセクハラもしにくくなるかもしれん。そやっぱほれ、俺はスケベ心で言うんだけど、もっと女性騎手に出てきてほしいって思うわけよ。いやらしい意味じゃなくて。
 そんでさ、相撲みたいに古い業界体質、そういうものが裏にあるかないかでは、馬券ファンに直接あんまり関係ないとはいえ、やっぱちょっとしっかりしておいてくれって、そういうところもある。ギャンブルってのは、下手すりゃえらい逆風にさらされる存在だしさ。そういえば今週の週刊Gallopの連載で、後藤浩輝が相撲部屋を訪れていたっけ。競馬と相撲は世間から隔離された点で似ているとかなんとか書いていたな。そこらあたりの意識はあるんだなとは思った。認識してるのはえらいので、お前が言うか、とは言わないでおく。