アサヒライジング買うしかないんだ

 今、好きな現役馬といえばアサヒライジングと答えるしかないし、ひょっとしたら歴代好きな馬の中でもトップに近いかもしれないのがアサヒライジングなのだ。だから、エリザベス女王杯アサヒライジングを買うしかないのだ。過去の馬ばかり好む俺にとって、そういう気にさせてくれる馬は、本当に本当に稀だし、今はただ一頭なのだ。
 だから、アサヒライジングについて有利な材料は、どうしても後付けということになってしまうのだ、俺の中で。追い切りがよかったらしいとか、前年の牝馬戦線がハイレベルだったことが忘れられているようだとか、展開的にも大きな不利は無さそうだとか、あるいは次みたいな記事とか。
http://www.netkeiba.com/news/?pid=column_view&id=AJ01

エリザベス女王杯が行われる京都芝2200mという舞台は、桜花賞秋華賞オークスに比べると、マイル的なスピード、瞬発力が要求されない。逆にいえば、エリザベス女王杯桜花賞秋華賞オークスよりもスタミナや持続力の要素が強く要求されるレースともいえ、牝馬3冠とは趣が異なる。

 そのクラシック戦線でも健闘し、逆にこのエリ女でも健闘してしまったのがこの馬だけれど、圧倒的な差を見せつけられたのではないのも確かだろう。ウオッカダイワスカーレットは文句なしにいい馬で、強い馬だ。だけれども、だからといって、このロイヤルタッチの娘だって、そんなに弱いわけじゃねえぜって。柴田善臣だから何だっていうんだ、オレハマッテルゼみたいなことだってあるぜって。
 でも、単勝負!……をする気はないんだ。もちろん単勝は買うし、勝ったら最高だけれども、この馬のいいところは、あまり大崩れしないことだ。最後まで頑張ってみせてくれることだ。その結果が二着、三着でも、俺は満足できるんだ。だから、複勝圏に入ってくれ。俺は珍しく、三連単など持っているかもしれないから。