長谷川穂積vsシモーネ・マルドロット

1R 初回から打ち合い。長谷川に王者の威風あり。10-9
2R 長谷川出血が気がかり。しかし、固い同士ながら長谷川か。10-9
3R 1、2Rに比べると静か。やや挑戦者か。9-10
4R 長谷川にリズムが。しかし、出血が心配。10-9
5R 長谷川ジャブ連打有効。出血は心配。10-9
6R 静かな立ち上がりから打ち合い! 接近戦で出血の心配。10-9
>7R 先手長谷川、打ち返す挑戦者。しかし、王者に有効な当たり。10-9
8R 前半中盤は挑戦者ペース。最後打ち合いも……やや挑戦者?9-10
9R 王者のディフェンス・ショウ。流れ変えて王者のラウンド。10-9
10R 挑戦者が積極的。王者前Rのようにはいかず、ここは挑戦者。9-10
11R 挑戦者が積極的。王者カウンター狙いも、ここも挑戦者か。9-10
12R 両者力あり。拳闘士の意地と意地。ここはイーブンにさせてくれ。10-10

116-113 王者長谷川の防衛。さあ、公式採点とはどうだろうか。
http://www.sanspo.com/fight/top/f200801/f2008011101.html
……12Rをイーブンにしなければ、だいたいまともなところか。いや、11が完全に裏食ってるな。
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 K-1ぐらいでしか例を思い出せないが(ボクシングでジム移籍はタブーらしいので、長谷川がレアケースか?)、ジム移籍は鬼門の印象もある。しかし、一番信頼するトレーナーとの道であって、選択に間違いはなかった。
 とはいえ、カットのせいでやや面白さがそがれたところもあるだろうか。皮膚は鍛えられないのかなあ。もちろん、当てさせないのも技術のうちだろうけど、偶然のバッティングとかもあるしな。
 挑戦者も健闘した。太股をあらわにしながら(どこでカットしたんだ?)、最後まで頻繁に左右スイッチの二刀流。最後までばてることなく、強いパンチを放ってきた。いい勝負だった。
 流血はあったが、試合はスムースに見えた。うまく選手同士が噛み合ったということだろうか。あるいは、ジャッジなども影響してくるのだろうか。
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 おまけのように、ホルヘ・リナレスの防衛戦映像。これはすごい。美しいノックアウトだ。なんか漫画みたいだ。これは。もっともっと、長谷川の試合も、リナレスの試合も見たいな。願はくは、七時に帰宅するの厳しいから、九時台……って、ゴールデンタイム放送にこれ以上の高望みはできない。ただ、池原戦見逃しちゃったんで(ビデオのセット失念)、ちょっと残念だったのさ。