秋山らしい秋山の為すところ

 大みそかに開催された「やれんのか!」の実行委員会が15日までに、同大会でKO負けした秋山成勲(32)=フリー=サイドからの抗議文を受理したことが明らかになった。秋山側は三崎和雄(31)=GRABAKA=から受けた顔面への蹴りを“反則”と主張した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000024-dal-fight

 正直、俺にルール論や技術論に踏み込むだけの知識はない。ないうえで言うけれど、四点ポジションってのは、フェンシングの機械判定的に接地しているような状態を指すものじゃねえだろうって思う。相手のハイキックにあわせて素早く両手をリングに着けて、反則を狙うような試合にばかりなったらどうするんだよ(いや、それはないと思う)。それに秋山のあれ、あれは亀になりに行くところでもなく、立ち上がりの一瞬。そこに一撃蹴り食らって文句言うなよと。『グラップラー刃牙』の地下大会編で紹介されてたマス大山の反則負け―負けエピソード読めよって。
 いや、もちろんヌルヌルに腐った精神の男とはいえ、一人の人間。ルール違反によって大きな危険に晒されていいというわけではない(ルール違反によって相手に大きなダメージを与えた過去があったとしても)。そういったことに抗議する権利がない、とは言わない。言わないが、「言うのかね、本当に」という思いは否めない。
 というか、もう、さんざんこいつはこういうやつだって、俺はヌルヌルの前から嫌ってた、それも、格闘家の中でただ一人好きになれないって存在だったわけで、もう今さらなんだけど、やっぱりよ、自分の中で認められないものは認められない、またそれを口に出したい。何度でも、だ。