『AKIRA』実写化とのこと

 日本アニメの世界的ブームの火付け役ともなったSFアニメ映画「AKIRA」の実写版が米ハリウッドで製作されることが21日、分かった。人気俳優レオナルド・ディカプリオらがプロデュースし、ワーナーブラザースの配給で09年夏には公開予定。米誌ハリウッド・リポーター(電子版)が伝えた。

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/f-et-tp1-20080222-325433.html

 昨日のニュース。『AKIRA』実写化inハリウッド(……アニメ版を実写化? それとも漫画?)とのこと。どうでしょうか。どうもいろいろな掲示板などを見ると、『北斗の拳』、『ドラゴンボール』などの名前が並べられ、おおむね悲観されている(DBなんて誰も観ていないのに)。しかし、少しポジティブになってもいいんじゃないだろうか、と私は思うわけです。そうなんでもかんでもモヒカンでバイクでヒャッホーってアメリカナイズされるだろうか。いや、モヒカンでバイクでヒャッホーですけれども、かりにも『ブレードランナー』の名を出しているのだから、マニアックなSFに仕上げてくれるかもしれないじゃないですか。
 問題は、『AKIRA』の持つ、あまりにも日本的な部分、ある種のダサさ(80年代を後から見返して感じる部分だろうか?)、それらをどう料理するか。もちろん舞台が変わるのだから、アメリカのそれ? 成田山? 大東京帝国いいとも? そのへんのテイストをどうするか。単に健康優良不良少年がドラッグ喰いまくって大覚な感じ……。
 ……、ハリウッドどうこう言う前に自分のアキラ理解が怪しくなってきました。なにせ、読んだのはずっと前の話。もちろん、あの小口の毒々しい単行本は一気に揃えました(手広の交差点近くにあった本屋で買ったと思います。その店はすぐになくなったと思う)。しかし、最後に読んでからどれだけ経つか。アニメ映画版にしたって、いったいどれだけ覚えているものか。この日記でたまにつかう「ピーキー」という言葉も、むしろ『頭文字D』由来かもしれない。
 まあ、そんなことはどうでもよくて、『AKIRA』どうですかね。ニューマンハッタンはどうとして、「いつ」の「未来」にするのか、そのあたり、そのあたりがキモのような気がします。まあ、別に原作Mangaおよびアニメがアメリカなどで受け入れられている(ひょっとしたら日本以上?)こともあるし、編なの作ったら向こうでも叩かれるはず。実写映画は野となれ山となれでいいんじゃないですかね。少なくとも、日本映画でちゃちなものを作られるよりは……、SOLなんてのはもう期待しちゃっていいでしょうし、ね。