2008皐月賞

 半馬身くらい遅れるノットアローン、出脚が鈍い。しごいてみても、ドリームシグナルあたりの方がスイスイ進む雰囲気。その間にも意を決した川田のキャプテントゥーレががっちりと主導権を握る。ああ、ノットアローン、お前にこれをやってほしかったのだ。が、今さらながら馬格など見れば、同じアグネスタキオン産駒ながら、クロフネの子のように力強く弾むあちらに対し、こちらはグッドルッキンでありながらもひ弱さが目立つ。もう、二角あたりで自分の馬券……あまりに夢を見すぎて、買いすぎて、思い出したくもない……のことは諦めた。見事だったよ、川田将雅、そしてキャプテントゥーレ、絞ってここに持ってきた森調教師も。
 そして見事ではない俺、馬券の入り方、マイネルチャールズがそこまでかよ? というところは正しくもあったが、選んだところが間違っていた。キャプテントゥーレ、あるいはタケミカヅチ、どちらからでも同じくらいのものだろう。馬を見る目がなかったな。
 ダービーはどうしよう。マイネルチャールズの巻き返しというのは考えていない。逃げ切った皐月賞馬は無視できないが、別路線も考えたい。ずばり、青葉賞、あるいはどこかの便に乗ってくるシンボリクリスエス産駒。これはけっこう前からぼんやりと考えてきたことなので、それで行きたいと思う。