カートの遺灰、シド、そして火星のこと

コートニー・ラブのハリウッドにある自宅に泥棒が入り、宝石や服と一緒にカート・コバーンの遺灰が持ち去られたとの報道がなされている。当然のこと、コートニーは大ショックを受けており「もう一度、カートを失ったような気がする」と嘆いているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000554-bark-musi

 コートニー・ラヴカート・コバーンニルヴァーナ、そしてスメルズ・ライク・チルドレン……については、名詞を知るばかりで何の思い入れもない。のちのエラスティカのジャスティーン、そしてブレット・アンダーソン、デーモン・アルバーンの方ならわかる。
 しかし、ロックスターの遺灰という話なら、ひとつ思い浮かぶことがある。シド・ヴィシャスの遺灰のこと。ウィキペディアなどでは、ナンシーの墓にまかれたという遺灰。しかし、『Still a Punk: ジョン・ライドン自伝』によれば、ヒースロー空港で骨壺を落として風に飛び散ってしまったという話だったかと思う。もちろんジョニー・ロットンの言うことを額面通りに受け取れるかどうかは知らないが、俺はそっちの方がらしいと思うので、そう思っている。俺にとっての「マイ・ウェイ」はシドの歌った「マイ・ウェイ」で、(頭の中なら)いつだって歌えるぜ。
 ……とか考えていたら、ラジオから「マイ・ウェイ」……と、思いきや「Life on Mars?」の、誰か女性のカヴァーしたのが流れてくる。さては、このニュース絡みかHang the DJ! いや、別に吊す必要はないが……。

火星 土に白い物質「氷か塩」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000019-maip-soci

 火星に生命はありやなしや? ライフ・オン・マーズ、火星の生活……。輸入盤のCDを買ったのだったか、いまだに「火星の生活」が誤訳なのかどうかわからない。どうも、誤訳としている場合が多いようだ。しかし、俺が思うにデヴィッド・ボウイが歌ったのは「生命」でも「生活」でもなく「life」だよなあとか、そんな風に思っております。