森本稀哲の納豆療法

ひちょり“納豆療法”で早期復帰へ

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20080604-368029.html

 この見出しを目にした皆さんは、いったいどういう光景を思い浮かばれたであろうか。私は、納豆を骨折部位に塗り込む森本の姿を思い浮かべた。スター新庄剛志の後を継ぎ、北海道日本ハムファイターズを背負って立つ男の、執念の姿である。納豆のにおいなど気にするものかは、この粘りが明日の打棒にひと味加えるのですよ。……と、記事を読んで拍子抜けした。

「コンビニに納豆があるのは知らなかった。量は多くないが、毎日食べている。おやつが納豆」

 なんとまあ、単にコンビニで買って食っているというだけなのである。これがライト感覚の現代野球選手の姿なのである。しかしまあ、納豆食って納豆療法もいいだろう。やがて梨田昌孝のコンニャク打法に比する納豆打法の完成を待とうではないか(骨折治療の話ではないのか?)。
 なお、「納豆を塗り込むという発想が突拍子もない」などという人がいるかどうかわからないが、野球ファンとして当たり前の発想である。もちろん思い浮かべるのは谷沢健一の故事に他ならない。谷沢と酒である。酒と言っても、今井雄太郎のように酒をあおるわけではない。マッサージである。
谷沢健一の酒マッサージ―とてもよく効く日本酒健康法 (ABC books)
 ……いくら1985年発売の品切れの本だからといって、定価788円の新書『谷沢健一の酒マッサージ』に「4点の新品/中古商品を見る: ¥ 6,869より」はいかがなものか。ブックオフで100円コーナーで見つけたら、2,000円くらいで出品してみたいと思うのであった。