さようならウガンダさん

 5月31日に急性呼吸不全のため55歳で死去したウガンダ・トラさん(本名・佐藤信一郎)の葬儀・告別式が4日、東京都港区南青山の教運寺で営まれた。食べることが好きだったウガンダさんの棺(ひつぎ)には、団子と茶わんに大盛りのご飯が納められた。

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20080605-368328.html

 なぜカレーではないのか。
 ……と、思わず言ってしまうところだが、そもそもウガンダってどんな人だったのか。「カレーは飲み物」以外、いまいちよくわからない。その「カレーは飲み物」がどこで生まれたのかも、今ウィキペディアで読むまで知らなかった。『∀ガンダム』でスエッソン・ステロの役をやっていたのは知っているが、そのときも「へえ、ウガンダが」と思っただけである。
 なぜカレーなのか。
 まず、私はウガンダ・トラについて、そこから問い始める必要があったのかもしれない。カレーという虚像が一人歩きしている一方、本当は団子とご飯の人だったのかもしれない。往々にして、そのことに気づくのは、その人が亡くなったときであったりするのだ。合掌。