藤沢へ

 腰越・津あたりの人間にとって、街に行くと言えば大船か藤沢、おそらく藤沢が中心になるのではないだろうか。俺にもいくつか生活者レベルとして「知っている」と言える街があって、その一つが藤沢だ。横浜に移住してからすっかり縁遠くなってしまったが、たまにはということで買い物に行った。
オーパ(OPA)の前の名前ってなんだっけってなってケータイで検索かけて「コスタ」という答えが出たが、俺は「アハ」とかなんとかにならなかった。別の名前があるはずだ。
・その最上階には相変わらずほかの雰囲気とかけ離れた模型屋があった。俺はこの模型屋で六百円もするミニ四駆のボールベアリングを買ったし、「日本の民家」的な模型も買ったし、クラシックカーのプラモデルも買ったことがある。配置まで昔のままのようで仰天した。訪れるのは十五年より久しぶりなのだった。
・オーケーの上が大正堂だったのは言われないでもわかっている。その後のダイソー、そしてサカゼンは健在であった。
・オーケーの向かい、橋の脇から山徳の方へ降りられる階段も健在であった。横の薬屋が変わっていたか?
東急ハンズが無くなったというのは、藤沢の買い物地としての魅力が大きく損なわれているように思える。
・並びにあったCD屋、Taharaもなくなっていたな。
イトーヨーカドーは上品に頑張っていると思う。
イトーヨーカドーの駐車場の出口の音が昔のままだった。
・ダイヤモンドビルとフジサワ名店ビルは言うまでもなく昔のままだった。ここの店内の独特のにおいの元はなんなのだろうか? このあたりが再開発などされませんように。ただノスタルジーのために。