憂鬱のコンビニ弁当

コンビニ弁当大苦戦中 この7年間で利用が約半分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080706-00000000-jct-bus_all

 俺の人生のある時期において、コンビニ弁当ばっかり食っていた一時期というのはたしかにあった。俺は基本的にジャンクフード歓迎様なので、コンビニ弁当に満足していた。
 が、ある一時から劇的に変化した。俺が変化した。「もう、コンビニ弁当は御免だ」という心持ちになった。なぜだかわからないが、もうどのコンビニのどの弁当も同じようなものに思えてしょうがなくなってしまった。よくわからないが、何かコンビニ弁当特有の何かがあって、それが許容量を超えてしまったという気がした。たとえば、花粉症をいつ発症するかというような類の。
 とはいえ、アレルギーのように食えなくなるわけもなく、回数を減らしていって、またしばらくすると普通におつきあいできるようにはなりました。が、しかし、それほど積極的に食いたいという思いはなくなった。選択肢としては下の方だ。何も思いつかなかったり、一ブロック先に行くのが面倒だったり、部屋の中で食いたかったり、ファストフードの座席の心配をするのが嫌だったり、そういうときに、「しゃあないからコンビニ行くか」となって、コンビニ行ってとりあえず弁当以外の道を模索して、でもやっぱり米入れとくか、となって、それでようやく買う感じ。
 コンビニ以外のファストフードに恵まれているから(これを恵みというのは、底辺すぎますかね?)、まあ助かっている。コンビニ以外なし、といったら少し厳しい。ちなみに、一時俺は弁当自作持参していたのだが、そのブームは去った。というか、独り暮らしでおかずに凝ると、コストかかりすぎ。出来合いの方が安い(底辺レベルの勘定で)。
 そうだ、コスト。コンビニ弁当は高くなった。ここ最近の価格上昇というのもあるけれど、ファストフードがデフレったまま頑張っているので、相対的に割高感がある。このコンビニ弁当の値段なら、もっとできたての(牛丼など)で腹一杯にできるな、と。この値段以下でもそっちの方がいいかな、と。
 とまあ、自分がコンビニ弁当と疎遠になった理由はこのあたり(もっとも、この元の調査がなんぼのものかよくわからないが)で、あるいはもうちょっと貧しさが酷かったときなどは、昼食はスーパーで買いだめしたカップ麺(これも高くなった。少なくともコンビニで買う気は起こらない)一本だったりしたのだから、いずれにせよ贅沢ではあるけれど。
 ただなんだ、エコだロハスだ言うつもりはねえけれども、コンビニ弁当も少し過剰(内容・供給ともに)じゃねえのって、そういう漠然とした思いはあって、もうちょっと少量消費、シンプルでスマート、ローコストな方向に、なんかシフトしてくれればねって思う。そりゃ深夜に買えるのはありがたいが……っと。