たぶん最初で最後の「モエヤンについて」

芸人生活の危機!「ヌーブラヤッホー♪」のモエヤンが“ヌーブラ封印”を発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080708-00000002-oric-ent

 俺もテレビで何度かこの「ヌーブラヤッホー」の芸見たんだけどさ、なーんか嫌な気持ちになっちゃってさ、それは芸がつまらないからというわけでなく(面白いと言ってるわけではないです)、「鼻にかけてるなあ」って感じちゃったから。
 「え、全身タイツにヌーブラつけた女芸人に何を?」と思う人が多いかもしれないが、俺はともかく嫌な気持ちになった。なんかうんざりさせられた。はっきりさせておくけど、片方が慶應出身だとかいうプロフィールは後から知ったことだ。はじめて見たときから、「鼻にかけてるなあ」の臭いがつよかった。プロフィール知っても「さもありなん」としか思えなかった。
 なんでだろうね? それはタイツから覗いた顔の造形、体型、「ヌーブラヤッホー」の発声、それら全体がかもし出す雰囲気……。全体的に、こう、自信満々のオーラというか、「この私たちが、こんな汚れ芸人みたいなネタやって頑張ってるの見て見て!」みたいな感じ。俺、そういうの見せられてもかなわんわ。
 別にねえ、ブサイクで学のない、悲惨な家庭に育ったからって、面白い芸人になるわけじゃあないだろう。それと面白さは別だ。別だけれども、ねえ。つまらないならつまらないで(あ、つまらないって断言しちゃった。ヌーブラ以外の芸は知らないです)、なんかその、しかしこういうのは苦手やわ。
 まあ、しかし、俺だってモエヤンをよく知ってるわけじゃあない。真のモエヤンはもっとすごいトラウマとコンプレックスと暗黒の塊かもしれない。それは知らない。そしてまあ、このあたりが、お笑いにすら格差を見出してしまう、底辺方面ならではの嗅覚。モエヤンならびにそのファンの方にはご海容を願います。