一レースも買わず

 いきなりだが紺色のチノパンが欲しくなった。チノパンといえばDickiesであって、トマス・H.クックスコット・トゥローの小説で、死刑囚が死に装束として選んだのがそれだったからだ。それで、それを求めてうろうろしたのだけれども、あんた、紺色というのは見つからず見つからず。なぜだろうね、もうDickiesじゃなくてもいいやって妥協してもいいのがない。それで、なんか最後に辿り着いた無印良品で妥協した。
 それで、タイトなスケジュールで人の家行ったりしてて、なんと競馬一レースも買わず。いつ以来だろうかよくわからないが、まあこういう日もあっていいだろう。馬券購入スタイルによっては、いついかなる日でも朝の内に全部仕込めるのかもしれないが、いきなりどーんと放出してしまうところに自信がない。取られたり取られたり取られたり取ったりでコツコツやっていきたいからだ。コツコツ取られるのが性に合っている。