タス通信によると、「収容所群島」「イワン・デニーソヴィチの一日」などソ連時代に体制を批判した著作で世界的に知られ、ノーベル文学賞を受賞したロシアの作家アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏が3日深夜(日本時間4日早朝)、急性心不全のためモスクワの自宅で死去した。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080804012.html
小学生か中学生のころ、大岡昇平の『野火』か『俘虜記』を読んだのち、父親に「これを読んでいたらお腹が空いた」と感想を言ったところ、「ならばこれをもっとすごいぞ」と本棚を指さした、その先にあったのが『収容所群島』の単行本一揃え。結局、今の今まで『収容所群島』は読んでいない。ソルジェニーツィン氏がこの2008年まで存命とも知らなかった。
……のに、なぜこのニュースを取りあげたのか。上のページの以下の部分。
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▽煉獄(れんごく)
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末尾編注情報:1918年12月11日生まれ▽ALEKSANDR・SOLZYENITSIN
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┗━━━━━━━━━━━ (共同)
この部分って、紙面であれwebであれ、本来読者に見せる部分ではないのではないか。共同通信からの注釈ではないのか。……いや、本当にそれだけなんだけれども。ノーベル文学賞に悪いのだけれども、それだけなんだ。では。