Soup Stock Tokyoでカレーを食って考えた

 今日は珍しく外出。東海道線を藤沢の先の先まで。どうせなら海が見たかったが、縁もなく。帰り、大船の駅ナカで昼食。Soup Stock Tokyoで冷たいスープとカレー。冷たいスープは紫芋、美味。
 しかし、なんでこうSoup Stock Tokyoみたいなのって……、胸くそ悪いのだろうか。いや、失礼。でも、率直なところ。
 店内の雰囲気が悪いのか? 否、席のスペースも広く、明るく清潔。ずーっと座って過ごしてもいい。店員が悪いのか? 否、ハキハキと対応して、笑顔もナチュラル。トレイを下げるときも、率先して受け取りにくる。商品が悪いのか? 否、天然嗜好でヘルシー、味に文句もない。このスープは毎日食ってもいい。少し高いとは思うが、高すぎるわけでもない。
 でも、総合的には、苦手なんだよ。なんだろうね。俺には説明できない。嗜好というより人生の指向、俺のバックボーンに関わるところ。三つ子の魂百まで。三つ子のときはどうだったか。さすがに判別はついていないと思う。では小学生のときはどうか。小学生の俺に尋ねれば、「ここじゃなくて、あっちの立ち食いそばにしよう」と言う。「そこのおにぎりとお総菜を買って、ホームのベンチで食べよう」と言う。あと、マクドナルドかファミレス。
 もって生まれたものなのか、どこかにターニングポイントがあったのか。どこでスープストックトーキョーを嫌うような人間になったのか。そもそもそう生まれてきたのか。これはわからない。ただともかく、大船駅ナカのスープストックトーキョーにすら何らかの抵抗を覚える。そちらのベクトルにあると俺が見なすあらゆるものに苦手意識がある。だからといって、ふらりと立ち飲み屋に入って知らないオッサンと飲み、語り合う、なんてのもごめんだ。行きつけの居酒屋、スナックなどという世界も想像がつかない。オシャレも嫌いだが、DQNも嫌いだ。体育会はもってのほかだが、文化系の雰囲気というのもいやだ。
 どうしてこう、世界に疎外されてるように思うのか、何が俺を阻害しているのか。おそらく、小学校のときには始まっていた。物心ついたときには始まっていたかもしれない。よくわからない。そして、マクドナルドやファミレスは、こういう人間の居心地のよい場だと思う。その理由は何か。さあ、さあ。
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