『ミリオンダラー・ベイビー』/監督:クリント・イーストウッド

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 クリント・イーストウッドモーガン・フリーマンと、いかにもアメリカンな寓話というかなんというか。そして、あなた、私はこの映画がああいう方向の結末に向かうとはぜんぜん知らなくて、けっこうびっくりした。ウィキペディアの項目など読んでしまうと、それについて多くを割かれているので予備知識として知っていてもおかしくはないのだけれど、私は知らなかった。それゆえに、何とも言えぬインパクトはあった。それでもって、まあ、そこに至る、女子ボクシング、それについては、まああまり具体的に描かれているわけでもなく。ただ、やはり男子ボクシングとは違うってあたりは、あの家族の反応というあたりなのかどうか。でも、やっぱりあの、あの敵のな、ありゃあ、もう、その、こんな試合をしたというあれだけでさ。まあ、けど、なんかもう、そのクリント・イーストウッドモーガン・フリーマンアメリカおやじ説得力で、全部いいんじゃねえのみてえな、そういうところの、濃さにギブアップしてしまうという、そういうところだと思った。ヒラリー・スワンクもかっこよかったと思うぜ。