アニメに再び溺れる秋なり

 この春先からテレビアニメを観る習慣ができた。アパートのテレビが有線になり、関東圏のすべてのU局が見られるようになったうえ、身分不相応のテレビを買ったからである。見始めたときのラインナップは以下の通り(再放送含む)。

 このうち、『紅』と『ドルアーガ』は1クールで終わり、その後に見始めたものは1つもなかった。したがって、残りの2クールもの5つが終わった時点で、俺のアニメ視聴生活は終わりを告げる……かと思えたが、このごろ始まったうちのいくつかは続けて見そうだ。とりあえず始まるもの、片っ端から録画予約しておいたのだ。適当に列挙。

キャシャーン Sins

 キャシャーンについてはオリジナルアニメは知らず、宇多田ヒカルのプロモーションビデオのような何かを一部見たのみ。して、このリメイクか新作かわからないものはどうだろう。これが、なんとも言えず味があっていい。塗りに軽くボカシが入っているのがいい(専門用語知らず)。あと、キャシャーンの声が古谷徹といのもいい。そして、まだ二話までだけれど、かつて子供心に多くの人間を捉えたという暗さ、これはいい。終末世界がしっくり来る。あと、オープニングテーマもいい。オリジナルのストーリーなどは知らないままに見ていこうと思う。

鉄のラインバレル

 あれこれ、コードギアスの人? それと、SFものはとりあえず好きなので、人物の絵柄の好き嫌いはおいておいてとりあえず見る。すると、主人公があなた、最低ですという具合。正直、そこまで面白いかどうかはよくわからないが、この邪気眼風のしょうもない主人公をどうしていくのか、死んでいるのか、ちょっと気になるので見てみようかと思う。ひょっとすると見なくなるかもしれない。

喰霊-零-

 第一話、ありがちな霊脳ホラーサイバーSFアクション(ありがちだろうか?)かと思いながら見ていたら、登場人物がみんなぶっ殺されて驚く。ただ、第二話を録画しそこねたくさく、ほかの局で拾えないようならもう見ない。

CHAOS;HEAD

 絵柄を見た瞬間、典型的にギャルゲー、エロゲー風なやつだったので、もう見るのをやめようと思うが、主人公がしょうもなく、現実と妄想の行ったり来たり具合がぞっとするところもあって、ちょっと引っかかるものもあるので見ようと思う。

黒執事

 だいたい美少年は好きだし、『隠の王』の続きじゃあないけれど、なんとなくその枠で見ようかと。でも、これはちょっと見続けるかは微妙。

かんなぎ

 さあ、最後にかんなぎ、どうしてくれよう。はっきり言って、オープニングにやられた。ナギ様の二の腕のラインにやられた。振り付けにやられた。ふわふわにやられた。……はっ、これが“萌え”という感情? わからない。なんとなく音楽などが『アカイイト』みたいだし、中身も丁寧でノリもよく面白い。これは見続けると思う。

 ……というわけで、またしばらくアニメ漬けになるかもしれない。ならないかもしれない。あと、アニメだけを観るにかぎって、原作を知らないのは全般的にいいことかもしれないなどと思った。

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