ダイナブロスの266戦

高知競馬のダイナブロス(12歳、牡馬)は9日、通算出走が266回となり、1969年に地方競馬全国協会の記録が整備されて以降、ばんえい競馬を除く地方競馬所属の馬として、ことし3月に引退したヒカルサザンクロスの最多出走記録に並んだ。

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20081109-OHT1T00172.htm

 こんな話題を目にすれば、とりあえず戦績を見てしまうのが競馬好きの性(ヒカルサザンクロスのときにも同じようなことしてるし)。ユウワニート(Youはニート)などという名前の母から生まれたわりに、なんとも見事な労働者っぷりじゃないですか、と。
 で、とりあえず「個人協賛レース名は記録として残るから、きちんと考えたいな」などと思いながらも、見てしまうのは一着馬(二着馬)の欄。知ってる名前はないかな? と。中央、南関東をしょぼしょぼやるくらいなので、あんまり縁はなさそうだが……。

 で、まず引っかかったのがまずケンチャム。オリオンザサンクスと同期で南関クラシックに乗っているので、これはもう生で何回か見たことすらあるだろう。うっすらとした記憶ながら、けっこうパドックで見栄えする馬じゃなかったかな? いや、わからんけど。

 続いてタイキブレイズ。名前を見ただけでは「タイキだから知ってるつもりに?」とも思ったが、クリックしてみて了解。これ、佐々木竹見ジョッキーマスターズお疲れさまです)の引退レースで、佐々木竹見御大が乗って、お膳立てばっちりの好成績からグリグリの◎が並んで、しかも飛んだ馬だ。これはもう、そのとき生で目にしている。はっきりと。
 ……と、こんなところか。正直、オンネトーの名前に見覚えはあったけど、ちょっとわからん。もちろん、覚えていないだけで、ほかにも目にした馬、馬券を買った馬だってもっといるかもしれない。あとは例えば、ダイナブロスのデビュー戦の勝ち馬シャープレディー。

 この馬なんかは新潟の重賞路線でハイテンションパルなんかとやりあったりしているんだから(繁殖にはなれなかったようだが)、馬に歴史あり、だわな。
 しかし、この、こういうデータベースというのは危険性が高い。わざわざ休日出勤してサボっては意味がない。
追記______________________

 2004年のディバインシルバーが勝った全日本サラブレッドカップの日の日記。ここにこんな記述があった。

一方で川崎はヒカリトリアネーを頭にした。今日は佐々木竹見がプレゼンテーターとして來場してゐるといふが、九レースの十三番に奇しくも竹見最後のレースの勝ち馬が入つていた。そして、メーンの十三番がヒカリトリアネーなのだ。

 四年も昔だからインチキ旧仮名遣いだ。それはともかく、竹見引退レースにまつわる話である。調べてみたら、竹見引退レースの勝ち馬はグローバルファイタという馬(http://db.netkeiba.com/horse/1994106684/)。しかし、この馬は2004年に走った記録などないのである。しかたなく、ローレル賞の日付からこの日の九レースを割り出す。

 うーむ、俺は佐々木竹見の引退レースの二着馬トウカイエンペラーを勝ち馬と勘違いしていたのだ。ここに謹んでお詫び申し上げます。