さらばヒシアケボノ

東大付属牧場で種牡馬として供用されていたヒシアケボノ号は本日、病気のためJRA競走馬総合研究所において死亡しましたのでお知らせいたします。

http://www.jra.go.jp/news/200811/111906.html

 あのヒシアケボノがもう16歳になっていたのだから驚いたのだった。それを訃報で知ったのだった。ヒシアケボノはなんと大きな馬だったろうか。ヒシアケボノは大きく、ビコーペガサスは小さかった。ニホンピロスタディのテンは速く、キステナはコーナーをうまく回れなかった。そんな時代の話だった。ヒシアケボノは冗談みたいに大きくて、インターアックスほどじゃないけれど、サラブレッドというにはどうかというレベルだった。それでもG1を勝ち、重賞戦線を戦い抜いたのだからたいしたものだった。よしだみほの漫画でもよく取りあげられていたのだった。死んだときお前は何キロだったんだ。願はくは、病気でやせ細っていてほしくないぜ。それで、天国では好きなだけ食って、太ってくれ。さらば巨漢の名スプリンター。