フロストジャイアントはジャパンカップダートの本命

 ……で注目したフロストジャイアント。また買った週刊ギャロップなどをつらつら眺めるに、本命はこれだ! ということにした。僕がフロストジャイアントを本命にする理由はだいたい100個くらいあって、いくつか挙げてみよう。

ヨーロッパ出身
名門A・オブライエン厩舎出身。芝の重賞も勝っている。要するに、アメリカダート一辺倒というタイプではないということ。環境の変化についていけるのではないかということ。
ジャイアンツコーズウェイ産駒
日本でジャイアンツコーズウェイ産駒はもっさり気味なので、むしろ日本のダートに向いている(とかいう話があったような気がする)ということ。
ジャパンカップの意義
今年の芝のジャパンカップの外国勢、ついには清水成駿にすら注目されないありさまで、結果も鳴かず飛ばず。わざわざ開催週と開催場所を変更した今年、せめてダートの方で外国招待馬が結果を残さないといけないのではないかということ。
調教師がビッグブラウンを管理
腕っこきの調教師であることは疑いないということ。
考えるのが楽
ヴァーミリアンサクセスブロッケンカネヒキリカジノドライヴ、あとはワイルドワンダーあたりの力関係を考える苦しみから逃げられるということ。
配当が高そう
そんなにぶち込まなくても、高配当が望めそうだということ。

 ……というわけで、要するにジャパンカップオウケンブルースリに叩きのめされた自分(正確には、オウケンに賭けた自分がレース後の自分を叩きのめした)にとって、撤退戦というか手じまいの戦いとして、この辺でお茶を濁す、そういういやらしい選択に過ぎない。弱い自分を直視して、弱い自分から逃げず、弱い自分に徹すること。下手な博奕はしない下手な博徒もどきだぜ!