『風のガーデン』に追いつく

 先週、先週と先々週の二話分を見て、昨夜十分遅れで今週分を見て(こうするとCMが飛ばせるし、簡単に一時停止できるのです)、ついに『風のガーデン』に追いついた。
 すれ違いや衝突、いろいろこねたくなりそうなところを、逆にすいすい進めてより大きなところに引っかける。そういう感じがする。余計さ、過剰さ、それがないところが好きだ。面倒くさくない。
 それにしても緒形拳だ。ますますこのドラマがたいへんなものになっていくように見える。死に直面する息子を看取る役をする彼が末期癌であるという二重写し。ドラマの中のことは中のことだが、それで終わらないところに、人が人を演じるというところもあるように思える。
 だから、トンボもとまる。あれはトンボが緒形の肩にとまったのでもなければ、緒形がトンボを肩にとまらせたのでもない、ましてや見ているわれわれがとまらせたわけでもない。なにせ緒形は亡くなっているのだ。亡くなった人間にそんなことはできない。コブシは白い。だからこのドラマはすごいのだ。
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黒木メイサ、セクシー太もも見チャイナ

http://www.sanspo.com/geino/news/081205/gnj0812050504016-n1.htm

 黒木メイサは気になる。もちろん美人だ。美人だけれど、自分の好みのタイプの顔、というわけではない。わけではないけれども、何か気になる。目か眉かが強い。強まってる。なんか負けそう、という感じになる。俺はたぶんマゾなのだろうと思う。しかしそのメイサが、「セクシー太もも見チャイナ」となると、もうなんだかわからない違和感でどうにかなりそう。ただ、馬上の姿は絵になる。声優には向いていないと思った。どんな人なのかはウィキペディアで読んだくらいでしか知らない。