さようなら、ありがとう、デーブ大久保

西武:大久保コーチが退任へ 来季はフロントに“左遷”
 西武は9日、大久保博元打撃コーチ(41)の退任を正式に発表した。来季は編成担当としてフロントに配置転換される。

http://mainichi.jp/enta/sports/news/20081210k0000m050037000c.html

 できるだけ人の悪口などは書きたくないのだけれども、デーブ大久保の話題である。自分がデーブ大久保に触れるということは、それだけでディスることを意味するくらい、自分の中でデーブ大久保はガッデムな存在といえる。自分がいかにデーブ大久保によい感情を抱いていないかといえば、以下の日記に記したとおりである。

 はじめは「悪い感情が消えた」などと言っているが、正直そんなことはなかったのである。非常に、非常に、西武のデーブが気になってしょうがなかった。はっきり言って、デーブ一人のせいで西武を応援したくなくなる、アンチ西武になりかねないくらいの心情であった。もし、広島にデーブ大久保が入ってきたらどうなると思いますか? 俺はカープファンをやめる。そのくらいの嫌悪感だ。
 いや、どうして直接会ったことも話したこともない人を嫌えるのかよくわからない。もちろんテレビでも見てれば、出てくるさまざまな人に好感を持ったり嫌悪感を持ったりというどうでもいい分別のようなものは行われる。ただ、デーブの場合は桁が違う。とてもじゃないがかなわんと思う。もう、これはたとえば一目惚れとかそういうのの逆の、一目嫌い、運命的嫌いな人、ということになるのかもしれない。世の中これだけ大勢の人間がいれば、そういう性質、相性の人間というのもいるのではないか、などと思ってしまう。
 で、そのディスティニーの大久保さんがコーチ更迭という。いやはや。もう、なんというか、正直、大久保ファンには怒られるかもしれないが、あるいは西武の監督、コーチ、選手たちにも怒られるかもしれないが、これは助かった、安堵したという気持ちが大きい。「ざまみろ」とか、「そういうやつとは思っていたよ」とかではない。スキャンダルの内容も真偽もどうでもいい。ともかく「ほっとした」、という感じ。しばらくは、解説者やタレントとしてテレビに出ることもないだろうし、西武ベンチに存在することもないだろう。
 しかし、なんだろう、なんでここまで? と自分でも思う。何か、深層心理方面に、トラウマ地雷でも埋まっているのだろうか? まあともかく、これでよし。
 というわけで、もう大久保さんについて触れることもないだろう。では、言おう、最後にすばらしい去り方をしてくれてありがとう。そして、プリンスホテルのフロント業頑張ってください。え、違うの?