ハクキンカイロを買った

 ハクキンカイロを買った。公式サイトで、アウトレット品をだ。BMというタイプだ。ハクキンカイロにはいくつか種類があり、BMはライター機能付きのだ。ライター機能といっても、本体に着火するためのライターであって、ライターとして使えるわけではない。ほかに、ライターもしくはマッチで点火するスタンダードタイプと、電子着火するタイプがある。
 オイルはジッポーオイルでもいいらしい。それがよかった。ジッポーオイルなら余っている。俺はもう煙草を吸わなくなってしまった(やめたわけではないんだからね。たまたま好きな銘柄があんまり売っていないだけなんだから)。使っていたライターはこんなのだ。このライターももう弱ってしまった。だから、俺は今使えるライターを持っていない。いや、100円ライターなどはある。あるけれど、それは部屋でチベット製のお香に火をつけるためだけのものだ。持ち歩ける代物ではない。100円ライターを持ち歩くくらいなら、知らない人から火を借りた方が100倍マシだ。
 そういう理由で、BMだ。もしスタンダードのPEACOCKを買うとなると、かっこいい新しいライターまで買わなければいけないからだ。そんな金はない。電子式は少し高い。そこで、ライター付きBMだ。電子も悪くはないが、やはり着火感は大切にしたいと思う。
 さて、どんな具合だろうか。アウトレットというのは表面に傷がある、ということらしいがよくわからない。だいたい。本体だけだと熱くていけない。フリースの袋に入れて使う。表面の傷関係ないじゃん。でも、注文してからえらく時間が掛かった。掛かると予告されていたのでしょうがないが、買うなら冬は避けた方がいいかもしれない。夏にカイロを買おうという人間の気持ちがわからない。
 そうだ、ともかく熱い。これはいい。思っていたより、すぐに熱くなって、それは使い捨てカイロよりいい。いいのだ。そうだ、俺は使い捨てカイロが嫌いだった。あれ、冷たくなったあとに、結構な質量のなんか砂っぽい中身、あれを捨てるのがもったいないというか、「何かに使えないのか?」と思うんだが、いや、使い道はしらない。それで、一日一個でも使うと、けっこうな量のゴミになる。別にゴミを出したくないエコ野郎ではない。ただ、なんというか、あの冷えて硬くなった使い捨てカイロが嫌いなのだ。
 だったら、ハクキンだろう。このハクキン、なかなかに好もしい小物だ。正直、もっとバリエーションがあっていいと思う。どんなバリエーション? Zippoみたいなバリエーションだ。使い捨てカイロさえ普及しなければ、これがもう数え切れない趣味的バリエーションを持つことができただろう。いや、ライターみたいに取り出して使うわけではないので、そうはならなかったかもしれないが……。いや、見えないところでオシャレするのが粋ってもんだべ?
 まあ、そんなわけで愛用する予定。
商品______________________
[rakuten:kenkocom:10561735:detail]
↑これが普通の。

Zippoみたいな、というのと少し意味は違うが。
コールマン ポータブルイージーウォーマー 専用フリースケース付 170-6793

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↑コールマンでこの見た目。少し心動いた。でも、心の中で、「純正品を上に取る」が勝った。