血液型診断がきらいなわけ

 血液型本などの内容をどの程度信用しているか、と聞いたところ「よく見たり、読んだりする」という人は「非常に信用している」が31.7%、「どちらかというと信用している」(65.0%)を合わせると96.7%。また「ときおり見たり、読んだり」する人でも、「(非常に+どちらかというと)信用している」は77.5%に達した。

どれくらい信用している? A型、O型……「血液型本」 - ITmedia ビジネスオンライン

 血液型本のなにがおもしろいのかわからない。血液型っていえば、A、B、C、D、ABの五つくらいしかないじゃないですか。たったそれだけというのがつまらない。たとえば、年末だか年始だかに、血液型、干支、星座の三要素全部あわせたような占いやってると思うけど、そのくらいならいい。あるいは、姓名判断くらいの細かさがあればおもしろい。血液型は少なすぎておもしろくない。「俺の性格だ!」というおかしさが少ない。なんだっけ、まだ動物占い(干支みたいな感じだっけ?)の方がマシじゃあないのか。あとはおみくじとか。
 まあ、ほんとうにおもしろいのは、性格判断的な。選択肢から答えを選んでいって、その結果「お前はこういうやつだよ」と教えてくれるやつだ。うつを診断するようなまじめなやつから、エコグラムだとかなんだとか、そういうのまでいろいろある。脳内メーカーなんかはあまりおもしろくない。やはり、「選んだ」という能動性の結果がほしい。それがおもしろい。
 それがなぜおもしろいのか、というのはよくわからない。そこのところは考えなくてはいけない。ただ、ちょっと思うのは、全国模試の結果を見るような楽しみがあるということだ。成績の良し悪しでなく、なんか分析とかされるじゃん。「お前は熟語に弱い」とか「中国は三国志の時代しか知らねえだろ」とか、そういうやつだ。あれがグラフになってたり、チャートになってたりしたらたまらん。そういうところだ。不安定な自分をかりそめに固定するところがおもしろいのか? なんかそんなんじゃない、なんかでも、ねえ。

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「血液型はもう古い、これからはHLA占い、HLA性格診断の時代や!」

 こんなこと書いているが、正確には「赤血球の型による血液型診断はもう古い」なのかな。たまーにHLA占いとかで検索してくる方がいたけれども、誰か商売をはじめたんでしょうか?