ダート2400mというめずらしい条件のこのレース、人気薄のメジロティモンが勝った。この馬の過去四走は9着、14着、12着、8着。ほかに好調馬、条件の合う馬などがいて、あまり評価されていなかったのも仕方ない。自分はシャンパンファイトから入って失敗した。
さて、メジロティモンの何がよかったのか。あらためて見返すと、こんなコメントがある。本日付の東京スポーツから引用する。
これを見てただちに思い出したのが、同じくダート2400mで好走したコーリンヴァリウスの話。水上学がラジオで「少頭数のときは走る」というので買ったら当たったというやつだ。
さて今回のメジロティモン。少頭数ではないが、1800や1200に比べればバラけやすいのではないだろうか。だいたいこのように、ちょっと些細なことに触れたコメントは要注意なのだ。10年か20年前かの清水成駿の本にそうあった。体調や条件に問題を感じていないときほど、些細な点がコメントに出る、と。
もちろん、このようなコメントだけからメジロティモンを買えたかというと、それはないだろう。ただ、たとえばこのメジロティモンの父はフレンチデピュティであり、「今はフレンチデピュティだとかクロフネ買っておけばいいだろ」という粗っぽい認識と合致すればどうだろうか。買えたとはいわないが、買えないわけでもなかったといえる。
そんなわけで俺は、次の招福ステークスで障害帰りのクロフネ産駒、マルブツクロスとか買おうと思ってるんだけど、どうだろうか？ スターシップの方がいいだろうか？ ミンティエアーよりはレツィーナと思うが。
追記＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
おら、どうだ、来たぞマルブツクロス！ 15番人気で単勝98.5倍の馬が2着だ！ 買ったのは単勝と複勝とワイドで、複勝とワイド2点！ 三連単、三連複？ それはあまり考えていなかった。ほとんど悔しくない。なぜなら、先にこれはマルブツクロスの人気薄に目が行ったからだ。欲に目がくらんだ自分を知ったからだ。そこであえてよだれ流して馬連以上の馬券を買っていけない。俺は昨日そう思ったばかりだからだ。その結果の無欲な馬券であり、無欲がゆえの的中なのである。この的中は万馬券より重い！ 今年の招福である！
