いまさら広末涼子についていまいちどかんがえてみる

長澤まさみがどんだけ女子嫌われ感を演出していこうとしても、ナチュラルボーン女子嫌われな女王広末様には色々かなわないの。スキャンダルとかアイドル性とかいいタイミングで話題提供するとことかね!

2009-02-28 - too sweet to eat

 「……?」というのが、この記事を読み始めてすぐに感じたところ。正直言って、「長澤まさみ」と言われても顔が思いうかばない俺が芸能人についてどれだけ語れるか、というところもあるが、いや、広末が、前提として「女子嫌われ」であるという、そういう扱いをされている、どの程度の範囲をもってそうされているかわからぬが、とりあえずそういう扱いとして、スッと出てくるというところを、俺はぜんぜん掴めなかった。呆気にとられた。広末って女子に嫌われていたの? と。
 それじゃあ、ショートヘアの広末がヤンジャンのグラビアなどを席巻していた、あのころを思いだそう。俺の中学、高校時代を思い出そう。その時、女子は広末をどう見ていたか……。わかるわけねえじゃん。俺、男子校じゃん、中学も高校も。「ショートヘアといえば内田有紀だったが、広末涼子はそれどころじゃねえな」という、そういう、走り高跳びな感じで席巻されていて、未広末、反広末、非広末、無広末の思想など見るかげもなかった。いや、伊達公子(未クルム期)の強烈なファンとかもいたが、それは関係ない。
 でも、たとえば俺、裕木奈江が猛烈に女性から嫌われていたというのは、文脈としては知っているぜ。なんか週刊誌とかが叩いてて、みたいな。……って、ひょっとして、「ヒロスエ奇行!」的な、あのあたりってのは、バッシングだったのか? そうなのか。俺にとってあれ、「ますますいいぞヒロスエどんといけ」なことであって、まったくそうは見えていなかった。いやはや、なんとも。

今のヒロスエがよいヒロスエであって、デビュー当時のヤンジャンで見たヒロスエや、インターネット黎明期にアイコラの素材にされまくっていたヒロスエなど、今のヒロスエに比べればしょせん小娘に過ぎないのである。

2008-03-14 - 関内関外日記(跡地)

 ……ということは、たとえば俺のヒロスエ好き度は、出始め→奇行→結婚→離婚→今という段階を経るごとに、完全に右肩上がりであって、毎日ストップ高の毎日であって、逆にもう『おくりびと』がらみの報道が見られないくらい(←好きすぎると自我が保てなくなるとでもいうのか、脳内でサーキットブレーカーみたいなのが発動する)くらいであって、おりおりにそれに触れているわけなんだけれども、偶然これを見た女の人からは「なんだこのセンスのない馬鹿」と思われる可能性も高いわけであって、それじゃあ女の人に馬鹿にされるのがそんなに嫌かといえば、好きじゃないけど嫌いじゃないような気がしないでもないわけでもあって、まあどうでもいいと思った。
 あと、裕木奈江が強烈に嫌いという女の人は、映画『光の雨』で永田洋子的役を演じた彼女を見てみるべきだ。ひょっとしたら、もっと嫌うかも知れないと思った。それじゃいけないと思った。おしまい。