木村カエラはロックだ

Scratch (初回限定盤)(DVD付)

Scratch (初回限定盤)(DVD付)

 sakusakuの期間限定復活を見て、すっかり木村カエラにやられてしまった。やられてしまったついでに、アルバムを一枚買った。中古、DVD付き。『+1』に続いて二枚目。sakusakuのエンディングでも流れていたけれども、やっぱり「Magic Music」はいい。DVDの方に入っていたPVもよかった。木村カエラは見るに耐える……というと、どれだけ上から審美眼だよ、という感じだが、なんというのだろう、そのアップにも耐える、鑑賞に耐えるというか、なんだろう、もう、見るだけで絵になるというか、そのあたりがファッションモデルとして選ばれし人間なのかもしれないが、そういう思いが強い。だいたい、この『Scratch』の歌詞カードの表紙の写真とか見てくれよ。その上で、あのキャラと、この歌いっぷりというのにしびれる。「くつをならし高く高くJUMPして」って、まったくだ。そこんところがいい。パフォーマンスがすごい。エネルギーがある。弾けている。かっこいい。ロックだ、ロックだと思う。チャットモンチーといい木村カエラといい、なんかおっさんは、若々しいこの力に、なんかもう白旗あげて降参しつつ、鞭で叩いてほしいなどと思うのであった。