さて、帰るか

 状況というものががんじがらめの抜けがたい、ますます四苦八苦で先も上も見えぬようになって、うまいぐあいに調整していた脳の方がいかれはじめて、久しぶりに、実に久しぶりに怒りとか憤怒とか、まあたいしたことではないけれど「カッ」となってしまうところもでて、これではいけないと思い、さりとてこれ以上どう脳をハッキングすればいいのかとわからんので、しょうがなくがんがんアルコールを入れて、二日酔い状態でうすらぼんやりしている感じで行こうかと思っている。俺はもう音を上げたいのだけれども、俺の理性は、俺が音を上げるといろいろよくないというので、身体の方を先にぶっこわそうというあたり。高橋源一郎の小説だったか、自分で自分を折りたたんで、解体する、観覧車の話があって、あれは悲しいなあと思う。俺はそれほどではないんだ、たぶん。