『宇宙のステルヴィア』とか『スカイガールズ』とか

 昨日の夜、NHKのアニソンなんたら見てたら、数字のTシャツを着ていないangelaという人(たち?)が出てきて、ちょっと見出しはしたけど結局見なかった学園もののアニメのエンディングテーマとかやって、「ああ、このアニメは見なかったけど、エンディングはよかったな」などと思ったのだけれども、問題はその次で「私たちの原点です」とかいって、なんかずいぶんガラッと曲調の違うのはじまって、それで意外にも「あれ、おれこれ知ってる!」ってすげえ思ったんだけど、結局テロップ出るまで気付かなかったのが『宇宙のステルヴィア』であって。

 それで、『宇宙のステルヴィア』はけっこう前のアニメなのだけれども、見たのは今年に入ってからというか、ともかく俺が三十路過ぎてアニメを見始めてからのことであって、DVDレンタルで見たのだったけれども、しかし、細かくは憶えていないというのが正直なところ。ざっくり覚えている感じでは、青春群像的で、あまりけれん味のないハードよりSFだったろうか。よく覚えているのは、メガネの女の子が色恋沙汰か、喧嘩か、なにかのっぴきならぬことになっていて、なかなかちょっとどうしたかという精神状態の時に、主人公が話しかけようとしたのかどうか、ともかく料理中の彼女は「しーぽん、かぼちゃ取って」と言うわけで、なにかそればかり覚えているのだけれども、ただしかぼちゃかどうかも定かではないという気はする。
 そういえば色恋沙汰というか、このアニメでは主人公のしーぽんに恋人ができたり、キスシーンがあったりということで、去年くらいからアニメを見始めたおれにとってはちょっと意外なことのようにも思えたのだった。
 そういう意味では、『スカイガールズ』、これも『宇宙のステルヴィア』とおなじく『ストライクウィッチーズ』のDVDを見終えて、それでも二期はまだ先というあたりに見たのだけれども、これについてもいろいろの恋模様もちょっとばかし描かれていて、そのあたり男キャラが「名前などいらん」扱いの『ストライクウィッチーズ』との温度差は感じたかもしれない。ちなみにこの『スカガ』、もちろん原案者が同じであって、『ストライクウィッチーズ』と共通するところは多いのだけれども、どこかしら吹っ切れていないところ、突き抜けていないところがあって、フィットしたFever握れば引かずにイクだけってわけでもなく。いや、それでももちろん好きだから最後まで見たし、『釣りバカ瑛花さん』の最終話には涙したものだった。

 ふーん、どうなのかな、ここのところのアニメは。俺がこのところのアニメ視聴のきっかけになったのは『マクロスF』と『天元突破グレンラガン』あたりであって、前者はといえば伝統のトライアングラーものであって、後者もアニメキャラの恋愛御法度なんてドリルでぶちやぶるような代物だったろうか。その後見た中では……などと言い出すとキリがないからやめておく。ただあれだ、『かんなぎ』騒動については、あれはやっぱり木材から生まれた木人のようなものであって、非処女もねえだろうがという印象はいまだにいだいている。原作は再開したのかどうか、いつかチェックする。
 というか、「見たのに見たことすらメモしていないアニメ」についてメモするつもりだったが、話が逸れた。そういう意味では『化物語』の感想なども書いていないようだが、まあべつにいい。そういえば、この文で「だけれども」を連発しているのは戦場ヶ原ひたぎの影響なのだけれども、おそらくは誰にもわからないことだったろうと思う。