なにか残念だった『東のエデン』

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 『東のエデン』の劇場版二作。結論から言えばタイトルのとおり。なにか残念、惜しい、そういう印象。テレビの方は、けっこう、かなり、それなりに、なかなか、どうして、よかった。ケータイのギミックに、ジュイス、SF、頭脳戦、それに、あの冬空にミサイルが飛んでくるところ、あのイメージというのはそうとうに美しかった。が、「続きは劇場で」の2作。いや、俺は劇場行ってないんだけれども、まあDVDを待った。それで、観て、なんかこう、いや、これならば、テレビの2期でやったほうがいんじゃないのか、と。むろん、派手なドンパチやアクションが売りの話ではない。それはわかる。わかるが、映画その1の方など、なんというか、「これで?」的な。これでひとつの作品、映画という形でいいの、というような。その2にしても、種明かし的なところがあって結構見入るわけだけれども、なんだろうな、なんかその、滝沢のやろうとしてることさ、演説と方向性じゃなくて、フィクションなんだし、嘘なんだから、嘘でもいいからバシッと描いてほしいというか。演説ぶって、ちょっとずつ変わったみたいです、じゃなくて、この、逆に国民が1円ずつ寄越すくらいの、なんかというか。意見? テーマ? がそのまま出てきてしまいましたというような、未消化な感じ。うーん、なんだ、ああ、しかし、なあ、というところ。