健康で文化的な横浜市中区民の生活について

 寿町のろうそくの明かりを少し見てから……って、なんか被るような予感はしていたのだが、やはり。で、てめえの描いたのを見つけたりしました。おしまい。







 その後、シネマ・ジャック・アンド・ベティに出向いて短編ネオクラフトアニメーション『ハーバーテイル』の特別先行上映(伊藤有壱監督×野村辰寿トークショー付き)に赴きました。


 横浜はじまったなとしての一発目の感想は「Y150のとき、わけのわかんない三分割のSFとかやんないで、これ流せばよかったんじゃね?」。いや、できていなかったわけで、流せないけど、しかし、これだったら横浜市民もよそからのお客さんも大満足だったろうが、とか。というわけで、横浜とは名指しされていないものの横浜感あふれる短編だった。ネオクラフトアニメーションというのは……公式サイトでも読んでください。
 内容は18分のものであまり語れない。トークショーの方で野村監督の解説でわかったんだけど(ネタバレになったら悪いから薄くするけど、俺は見ていて正直わかんなかったので)、冒頭のむしゃむしゃしてるのは港町がいろいろ飲み込んでることを表してて、あと、主人公のヘーベルハウスが「ハーイ」してるときは幻覚を見てるということらしい。それと、字幕の場面もあったけど、子供には難しい言葉遣いと漢字だったかな、とか。ストーリーも、なんというかちょっとわざともやっとさせててそのあたりは好きかな。
 関係ないけど、俺、けっこう昔、街中の電信柱が空に飛んいってしまうのを呆然と見上げていて、不意に耳元で「また取り残されてしまったのね」って女の声がして目が覚めるという夢を見たことがあって、あれは今でもよく覚えている。
 それで、なんというかおれは毎週放送されているような深夜アニメが好きなのであって、なぜ『けいおん!』の映画を観てないのにこちらかというような話もあるが、しかし、やはりこういうセル画じゃないアニメーションというのもなんつーか、たまにはいいよね、などというか。というか、こういうアニメーション業界の前の会長が川本喜八郎という話がトークショーで出て、ああ、あの『死者の書』の! などと思ったりして。

ああ、姫さま、まったくすばらしい姫さまについては、川本喜八郎人形アニメーションで映画化した方の感想に書くことにしようか、ああ、おしまい。

 ああ、すっかりすばらしい姫さまの感想書くの忘れてたけど、人形アニメーションもすげえんだぜ。それで、クレイアニメーションもすげえんだぜ。それがなんか、コマーシャル的に制作されるのもいいけど、やっぱり劇場公開されるような単品での商業的成功? みたいなもんが伴ったりしたらいいよね、とか。つーか、こういうアニメーションもやはりパソコンとかの進歩で個人製作的な可能性もあるとかなんとかで、いろいろ広まっていったらいいと思いました。おしまい。
 あと、あと、シネマ・ジャック&ベティは『国道20号線』と『天皇ごっこ』を上映予定なのでクソ素晴らしいと思いました。おしまい。

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