ここのところのアニメの話をしたい

 ここのところのアニメの話をしたい。だれのために、おれのために。要するにメモだ。だが、あまり筆が進まない。今季は豊作だとか不作だとかはわからない。ただ、まだおれのこの日記のタイトルが『ゆゆ式』ことになってるように(この記述自体、後で見て意味不明になるのだが)、「これは!」というのに出会ってはいない。
 かといって、趣味に合わないものばかりで見ていないかというとそうでもない。おれはだいたい男キャラがあまり出てこなくて女の子がきゃっきゃしてればいいというのだから、『恋愛ラボ』などは好もしく思う。百合っぽさがどうだとか、原作がそうじゃないとかそういうのはどうでもよくて、掛け合いのテンポがよくていい。似たような作品として『帰宅部活動記録』も見ているが、わりと差を感じる。声優さんの力かその他の要素か、おれにはよくわからない。『特例措置団体ステラ女学院高等科C3部』も仲間に入るのか。フロンガスの時代のガスガン、サバゲー少しは遊んだことがある。ただ、言いたくはないが二番煎じ感というもう夾雑物が心中に生じなくもない。『きんいろモザイク』も女の子ばかりか。英語の発音がどうなのかとその手のサイトを見てみたら、あんなに「らしく」聞こえたのに初回の「デザート」が「砂漠」になってたぜとか指摘されていて、そういうものかと思った。キャラなどたいへん可愛くていいんじゃないでしょうか。
 あと、あまり女キャラが出てこなくて男同士できゃっきゃしているのも好きなので『Free!』も悪くない。エンディングだけでいえばこれが今季いちばん好きかもしれない。ちなみにおれは平泳ぎでしか泳げない。
 『ローゼンメイデン』。これは非常に期待していた作品だ。おれは東日本大震災の直後に、これの前シリーズのDVDを一気に見て平穏を取り戻したからだ。よくわからないが、そのときの何かだった。すこし誇張はあるが。ただ、原作漫画も一応はすべてそろえている。銀様のラジオCD聞きたさに中古DVDを買ったりもした。とはいえ、この『ローゼンメイデン』は暗いところから始まる。「こんなはずではおれの人生」というような「まいてない」下僕のしみったれた生活。だがおれは知っている。こいつはしみったれた生活からリア充になる。この2つの要素は両方ともおれの心を少しえぐる。うまくいかなかった大学生活、しみったれたままの生活。アニメ? アニメの質はいいんじゃないのか。ドールもあのサイズが適切なのだろう。早く銀様が見たい。乳酸菌を片手ににゅいにゅい言いながら待機だ。そんなやつどこにいる。
 もう一つおれの心をえぐるのが『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 』だ。これも珍しく原作先行だ。珍しくアニメ化の良し悪しを語れる。語れるほどのなにかはない。しかし、感想としてはうまくいってるんじゃないのか? というところだ。主人公の声優の人もよくわからないが熱演だ。そして、またこれもおれをえぐる。『ローゼンメイデン』とこの作品を続けて見ると、「あれ、楽しいアニメを見ていたはずなのに」と、ほろりと悲しくなるくらいだ。悲しい人生。思い出さないことによって失われた人生。何者でなかったか、ということで構成されるおれというもの。
 『<物語>シリーズセカンドシーズン』(という表記でいいのか?)は好きだ。心が休まるとは言わぬが、没頭していられるところがある。同じく、『有頂天家族』もすばらしい。しかし、おれはこれらの原作を読んだことがない。もう読む歳でもないような気もしている。いや、おれがそう思っているだけだ。おそらく原作もすばらしいに違いないが、それゆえに手に取れない。
 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は元ゲームも知らず、大山のぶ代も知らず、小林幸子がなぜ? という。ラジオも聴いているが、緒方恵美さんの口調には意外なものを感じた。アニメは原作を詰め込んだせいかガツガツ進んでいく。「まとめて観たほうがおもしろいかも?」などと前向きに思う。
 『戦姫絶唱シンフォギアG』。二期。前作は「歌いながら戦う」というよくわからなさ頼りでなんとなく見ていたが、最後の月で満足したところもあって視聴が滞っている。『幻影ヲ駆ケル太陽』は一話を見て滞っている。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』は『Fate』シリーズ(?)をまったく知らないが、主要人物の声優が門脇舞以名塚佳織とすばらしいストライクウィッチーズ感があるのでチェックしている。
 『銀の匙』というのもあった。原作は知らないし、同作者の有名作品もてんで知らないが、これも楽しみにしている一作か。
 2クールとしては『進撃の巨人』、『とある科学の超電磁砲S』、『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』を継続視聴。そんなところ。