『ジーニアス・パーティ・ビヨンド』を観る

Genius Party Beyond (2枚組) [DVD]

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 『ショート・ピース』を劇場で観て、ちょっと消化不良っつーか、食い足りなさを借りてレンタルしたっす、短編アニメ集。で、なんかこれ二発目みたいなんすけど、ほら、気になった森本晃司監督のが入ってるっつんで。
 で、その森本晃司監督の「次元爆弾」から感想書くと、なんつーの、景色、風景、光景、描かれた物、つまりはイメージの、悪夢的、バロウズ的(さっそく!)、超現実的の洪水みたいな、それがシュールのシュールなわけで、わりと嫌いじゃない、むしろ、好き。声の出演:菅野よう子の威力もあったように思う。あああ、しかし、こういうものが脳裏に浮かんで、形、動画として形に表現できることのすごいことったら。
 「陶人キット」もきっちりとした色合い、風味があって、なんというのか、それで、「次元爆弾」もそうだけど、どことなくスチームパンク的というか、サイバーパンク的というか、コンピュータ・グラフィックスが3Dとか使うようになってから、こういう感じの流行ったっけとか思ったりもしたり。
 「わんわ」は、なんというのか、イメージの奔流にぐいぐい引き込まれて、目が離せなくなる一本。「MOONDRIVE」はえーと、ちょっとおしゃれで、これもまた深夜アニメじゃあんまり見ないというか、『パンスト』が近かったかなとか。「GALA」は音楽と映像のトリップ感がよかったな。
 ……っていうことで、わりと満足でございましたってところでひとつ。