- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2012/08/10
- メディア: DVD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
『アサヒ芸能』を読んでいたら、ボンノこと菅谷政雄のインタビューテープについての記事が載っていた。おれはヤクザに詳しくはないけれども、名前くらいは聞いたことがある。そのボンノをモデルにした映画取材のためのテープだという。そのタイトルは『神戸国際ギャング』。調べてみれば、高倉健主演とある。
おれは高倉健主演の映画を観たことがあるだろうか。あるいはテレビドラマだっていい。どうも、観たような気がしない。むしろ、CMなどでのイメージが強い。イメージばかりが強い。比喩やモノマネ経由で作られていったものかもしれない。ともかく、ひとつこれは観てみようと思った。
出演者がすごい。
高倉健、菅原文太、丹波哲郎、田中邦衛、夏八木勲、大滝秀治、石橋蓮司、菅井きん、泉ピン子……、そして。
ガッツ石松若いなぁ。若くてボケっとしたチンピラ役にぴったりだなぁ。しかし、これは引退後なんだろうかとか思ってたら、現役も現役、しかもチャンピオン時代なのか、と思ったり。あとはもう丹波哲郎がおれの知っているような大霊界的なインパクトの服で出てきて怪演しとったり、大滝秀治もおれの知ってるようなイメージの老年で、台湾系のギャングをなんともいえん感じに演じておったり。
あとはなんだろうね、高倉健、渋いね。ダンディズムかね。どうもこの作品は健さんとしては異例、というらしいが、そうだとしたらほかはどれだけ渋いのか。渋すぎてフィルムに映らないんじゃないかとか思う。菅原文太は弾けておりました、このダボがぁ! バキューン、バキューン! バババババ、「パイナップル投げい!」そしてセントルイス・ブルース。バイオレンス、セックス、そして虚無。
えーと、酔っ払って観たので、以上。