かわいいは正義、だったのか……! おっさん『苺ましまろ』に夢中になる

 「かわいいは正義」というフレーズは、ネットでちょくちょく目にする語である。なにかの漫画かアニメのセリフが由来だと思っていたが、『苺ましまろ』という作品のキャッチコピーだった。「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」みたいなものだったのだ。
 ……ということを最近知った。というのも、現在どこかの局でアニメ『苺ましまろ』を再放送しており、『てさプル』を除くほとんどの新作アニメを押しのけておれを夢中にさせてならないからだ。「か、かわいいは正義……!」。このままでは原作にも手を出してしまいそうな勢いである。アニメで「難民」というような用語もあるが、おれは『ゆゆ式』から行き場を失っていたところ、ここに来た、という感もある。いや、『きんモザ』も好きですが。
 とはいえ、2005年のアニメである。10年経っている。画質や雰囲気になにか時代を感じさせるところもある。あまり詳しくはないが、主要メンバーの中の人を見ても、最近だったらお姉さん、教師、指揮官、なんでもいいが主人公から見て年上を演じる人かな、などと思った。というか、坂本少佐の最初の人(千葉紗子)、というのがいまだにわからない。困惑する。
 あと、これも時代かどうかと思うが、伸恵さんがタバコをバカスカ吸ってるあたり、今だとどうだろう、とか(Wikipedia先生を見たら原作16歳とのことで、すでに「配慮」されたキャラであるのだが)。タバコ代を小学生にせびる姉、なんらかの自主規制が働くかもしれない、などと思う。まあおれは16歳がタバコ吸って酒飲むキャラでもいいじゃねえかとは思うけれどね。……でも、アニメ5話くらい観るかぎり、20歳短大生というのはしっくりきてんじゃね? とは感じるけれど。
 まあ、そんなわけで、おれはある種の正義に目覚めてしまったので、これからは正義の人として生きていきたいと思う。いまさらどうやって生きていったらいいのかわからんが。おしまい。