主食としてのパスタについて

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このごろのおれはといったら、あまり晩飯でお好み焼きを食っていない。お恵みものでたくさんのパスタとパックの米をいただいたからだ。そして、肉+野菜+炭水化物のパーフェクト・フードであるお好み焼きが、すこしきつくなってきたように感じるのだ。作るのも面倒だし、胃にもたれる。なんとなく、「主食と野菜(サラダor野菜炒めor蒸し野菜)でいいんじゃね? という気になる。そうしてしまう。

そしてまた今日、パスタをお恵みいただいた。

 

Alcenero(アルチェネロ) 有機全粒粉スパゲッティ 500g
 

有機かどうかはどうでもいいが、全粒粉のスパゲッティだ。なんか蕎麦みたいだ。じっさい、パッケージにも「そばに似た食感」とか書いてある。今日のおれは、やっぱりなにかお好み焼きが面倒になり、野菜炒めと、このパスタにした。野菜炒めに使った中華だしはお恵みものだし、パスタも、パスタソースもお恵みものだった。おれはだれかに生かされている。かなり直截的な意味で。まあそれでも、生野菜と生肉と生卵は自分で買ったものだ。えっへん(37歳)。して、この全粒粉のパスタ、たしかになにか普通とは違う感じがした。うまくいえないが、たしかにまあ、蕎麦のようでもあるし、なんかいい印象があった。食べてみてはいかがか。

しかしなんだろう、パスタというのは主食になるな、と改めて思う。ここでいう「主食」とは、一般的な日本の食卓に日本における「ごはん」の地位と考えてもらっていい。ともかく、パスタならいけるな、と。

なになら「いけない」のか。たとえばラーメン、蕎麦、うどん、焼きそば、このあたりだとあまりイメージがわかない。一方で、パスタとなると「貧乏一人暮らしの定番だよね」くらいの感じはないだろうか。おれにはある。もちろん、香川県人などにしてみたら、「うどんじゃないのはおかしい」となるところだろう。信州上田の民は「味よしのそば」を食うに違いない(蕎麦がきでか?)。しかし、イタリア人の血が混じっているわけでもないおれは「パスタならありだな」と思ってしまう。妙な話ではある。

というわけで、妙な話はこれでおしまいだ。米とパスタの栄養価、あるいは、貧乏な一人暮らしがパスタばかり食う食文化の歴史についてなど、なにも有益な情報はない。あったとしても、有益といえるのかどうかしらぬ。しらぬが、「ともかくお前はTwitterにお好み焼きの写真をアップし続けろ」という人がいるならば、小麦粉や米粉をお恵み下さい、ということだ。なんだこの上から目線。まあいい、以上だ。

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