はい、解散準備〜 日本シリーズ第五戦

http://www.nikkansports.com/baseball/news/1730224.html

「中崎をいかせるのは決めていた。(9回表、石原の打順で)代打の選択肢もあったけれど、中崎を少し長いイニング考えていたので。リードするので石原を残したんだけど。石原も当てるのはうまいし、打てないわけでもないし。打てないとは思ってないからね」

いや、現実的に見て、打てない可能性がすごい高いじゃないですか。悲しいほどに打ててないじゃないですか。石原の実績、インチキ、いろいろあるけど、このシリーズでは打ててない。リードでいいところ見せてくれても、キャッチャーミットで打席に入るわけじゃないじゃないですか。

それでいて、中崎投入、場合によっては回跨ぎを考えていた? どうにもチグハグ。新井に代走を出して鈴木誠也にバントさせようとするのに似ている。変な感じだ。

なんかどうも、中途半端に「いつもの野球」にこだわってしまっているように見える。そりゃあ今年のカープは強かった。「いつもの野球」でCSまでやれた。いや、日本シリーズの第一戦、第二戦までやれた。でも、やれなくなった。だったら、もっと動いてみてもいいんじゃないのか。敵はメンドーサへのスイッチが大当たりだった。結果論だが、結果が出てしまっているのだからしょうがない。

まあ、こっちだって大谷への一発ですべてを使い果たしたかのような松山を下げるとかしたわけだし、下水流の起用も悪くはなかったが。でも、なにかこう、今村、ジャクソンの連投にしろ……、なんかなぁ。悪いが、負けそうだなあと思って見ていたよ。

結果として、このつぶやきから何秒後かにサヨナラ満塁弾とか食らって、ド派手に終わったわけだが。まあ、いずれにせよ負けた。

……そして、一日空いて大谷が出てくる。あれはもう超常現象であって、漫画の主人公だ。この世界は大谷少年が見ている夢の影にすぎない。360度真っ赤な敵地の球場で、快刀乱麻のピッチングをし、特大のアーチを放つことだろう。われわれはただ大谷翔平という現象が通り過ぎるのを見ることしかできない。たとえ前田健太といえども、止められるとは思えない。

え、初戦? あんなのは偶然というか、リベンジのためのちょっとした味付けだろ。あー、悲しいのう。せめて、台風かなんか来て、しばらく中止になって、KJ先発でもう一回やらせてくれんかの……。